続々・46歳からのテニス
52歳のテニス 7〜9月
2010.07.02(金曜日)
▼日中、職場のパソコンで川口市のテニスコートの空き状況をチェックすると、日曜日に空いているコートがあるのを見つけてしまう。
おそらく、直前でキャンセルをした人がいたのだろう。
さっそくコートをおさえて、息子に「コートがとれたけど、やるか?」とメールを入れると、速攻で「やる!」と返事が返ってくる。足を骨折してしばらくテニスをしていないので、やりたいと言っていたのだ。
しかし、日曜日には夕方から再びスクールでのシングルス大会があるので、あまり疲れたくない。そのためには、もうひとり、参加者をゲットしておかねば。2010.07.03(土曜日)
▼午前中レッスン、午後はお楽しみのゲーム大会といういつもの土曜日。
レッスンにはやたらと元気のいい高校生が振り替えで来ていて、そのむちゃくちゃ勢いのあるボールに負けてたまるものかと、みんながみんな力いっぱいラケットを振り回している。しかし、そんなことをしたって、ボロボロになるだけだっちゅうに。かくいう僕も、高校生に張り合ってボロボロになってしまった口ではあるのだけれど。
午後のゲーム大会では、久しぶりにI井ちゃんとペアを組む。
このところ攻撃的なテニスを意識的に練習しているI井ちゃんのお手並み拝見と思ったのだけれど、いざペアを組んでみたら、ぜんぜん変わってないじゃん。
どうやら、ガンガン打ってくるような上級者相手だと速いボールを打ち返すこともできるのだけれど、そうでないと従来通りのテニスにしかならないらしい。< br/> そして、僕は僕でいまいち調子が出ず、結局、3勝4敗で負け越してしまう。
▼7時から東川口でスクールの常連さんたちとの飲み会。
今回が3回目となる飲み会なのだけれど、前2回は僕に予定が入っていて参加できなかった。そこで、幹事役のT須さんに「僕の出られる時にやってくれえ!」とさんざんクレームをつけて、今回はあらかじめ僕のスケジュールを確認した上でセッティングしてもらったのだった。
参加者はT須さん、A家さん、U海さん、T内さん、I井ちゃん、O久さん、O久保さん、N迫さん、F田さん、KS野さん、それに僕の11人。ほとんどが初めて一緒に飲む顔ぶれだが、飲み始めてすぐにみんなのテンションの高さに呆れ返る。
おおっ、こういう人たちだったんだ(笑)
なんだかよく分からないままに盛り上がって、よく分からないままにT内さんとO久保さんのミックスペアが成立し、速攻でスクールに電話を入れてミックスダブルス大会に申し込んでしまう(笑)
ミックスダブルスの大会は年間3回しかないのだけれど、この先、3回分のO久保さんのペアが確定してしまう。なぜかO久保さんが大人気だ。
「じゃあ、僕も」と立候補すると、いつもペアを組んでいるN迫さんから「それはダメえっ!」と禁止令が出されてしまう。
てっきり2時間の飲み会かと思っていたら、ぜんぜん終わる気配がないまま11時を過ぎ、こちらは時々意識が途切れるようになってしまう。
「すみません! そろそろ終電になるので、帰ってもよろしいでしょうか!」
「だめだあ!」
いや、� ��いて帰れる人はいいでしょうけれど、こちらは歩いて帰れる距離じゃないですから。
焼酎の瓶が何本も転がり、いつの間にかワインまで開けているぞ。
なんとか終電に間に合ったものの、頭の中はぐらんぐらん、足どりはぐでんぐでん、目の前はぐるんぐるんだ。
よく帰れたな、おれ。
2010.07.04(日曜日)
▼朝起きると、ぐらんぐらんのぐでんぐでんのぐるんぐるんの状態が続いていた。二日酔いだ。今日はスクールでシングルス大会があるというのに、大丈夫なのだろうか。
▼1時から2時間、江川コートで息子、Y川さんと軽くシングルスゲームを楽しむ。
とにかく、ここでアルコールを抜いておかなければ。
天気予報では雨の心配もあったのだけれど、むちゃくちゃいい天気になってしまう。
めちゃくちゃ蒸し暑い。
本気でボールを追いかけようものなら、あっと言う間に死んでしまいそうな天気だ。
3人が3人とも省エネモードでの試合を心がける。
それでも、あとからあとから汗が流れだし、用意してきたスポーツドリンクはあっと言う間に飲み干し てしまう。
でも、おかげでアルコールも体から抜け出したかな。
4ゲーム先取の試合を繰り返し、その結果、Y川さんに2勝、息子に1勝。よし、負けなしだ。これなら、今日のシングルス大会もけっこういけるかもしれない。
▼夕方になって、壮絶なゲリラ豪雨が襲いかかってくる。
いつもはテニススクールまで自転車で行っているのだけれど、とてもじゃないけれど自転車で外に出られるような生半可な雨じゃない。傘をさして歩いていくのも無理。嫁さんにお願いして、スクールまで車で送ってもらう。でも、車の乗り降りの瞬間だけでずぶ濡れとなってしまう。
東京ドームを小型にしたようなスクールのコートは、ドームの天井に降り注ぐ豪雨のために、轟音に包まれていた。まるで、ブブゼラの鳴� �響く中でのワールドカップ状態だ。
その騒然たる雰囲気の中、月例のシングルス大会がスタート。
例によって、僕なんかまったく歯が立たないような鬼どもが集まって来ている。なんとかひとつぐらいは勝ちたいと思っているのだけれど、同じブロックになった顔ぶれを見ると、それも難しそうだ。
第1回戦の相手は、超ダイナマイトサーブのO本さん。
サービスの爆発的なパワーに関しては、スクールでも1〜2位を争う。
ただし、前回対戦した時には、かろうじて僕が勝っている。ダイナマイトサーブを打ってくると、フォールトが多くなったり、微妙なプレイができなくなったりして、自滅していってくれたからだ。
しかし、とりあえず初戦は体力温存を意識したのか、ダイナマイトサーブを打� ��てきてくれない。そうなると、さすがはさいたま市Aクラス、なかなかこちらの先行を許してはくれない。でも、なんとかくらいついていく。
が、途中からダイナマイトサーブがまざってくるようになる。
返せません。
まだ100%本気のダイナマイトサーブではないのだけれど、それでも返せません。
ボディに飛んでくると、よけるのが精一杯で、それを打ち返すなんて、まるっきりできません。
100%本気になるとフォールトも増えるのだけれど、多少はセーブしているので、あまりフォールトもしてくれません。
ううっ、このまま押しまくられて負けるのだろうか。
ところが、4−5まで追い詰められたところで、急にO本さんの動きが悪くなる。
絶対に追いつくところへのリターンを、追� ��かけようともせずに見送ってしまったのだ。
あれ? もしかして、足を痛めたかな。
実は前回、O本さんは足を痛めてボロ負けをしているのである。
もしかしてチャンスかも。
試しに、走らなければ追いつかない短いボールを返してみる。
あれ、追いついてドカンと打ち込まれたぞ。
じゃあ、左右に振ってみる。
あれ、追いついて打ち返してきたぞ。
じゃあ、もっと左右に振ってみる。
ううっ、アウトしちゃったよ。
てな感じで、結局4−6で負けてしまったのでした。
あの、唐突に動きが止まったのは、なんだったのだろう? 立ちくらみでも起こして、ボールに反応できなかったのかなあ。
でもまあ、O本さんを相手に4−6まで競り合えば、けっこう善戦した� �言ってよいでしょう。
2試合目の相手は大きなI井さん(同じ名前のI井ちゃんと区別するために、大きなI井さん、小さなI井ちゃんと呼んでいるのである)。
このところ、毎回のように対戦して負けている。
なにしろ、過去3回で優勝1回、準優勝2回という猛者である。
僕なんぞが太刀打ちできる相手ではない。
でも、それなりにI井さん相手でもねばれるようになってきているので、今回もどこまでねばれるかがテーマだったのだけれど、今回はまるっきりダメ。
1−6であっさり撃破されてしまう。
たいして攻められているわけでもないのに、どういうわけかことごとく白帯に嫌われてしまう。なぜ?
また、せっかくチャンスボールが来るように組み立てても、そのあとの攻撃で ミスをすることが多い。
試合後、H本さんから言われたのだけれど、チャンスボールが来た時に「先にごちそうさまを言ってから打っている」とのこと。ちゃんと「いただきますを言ってから打ち込んで、それを決めてからごちそうさまを言わないと」とのこと。
チャンスボールが来ると、それだけで気がはやってしまうんだよなあ。
もっと、落ち着いてチャンスボールをものにしないと。
I井さんからは、「今日はファーストサーブの確率が低かったので助かった」とも言われてしまう。
今日は、フォアサイドからのファーストサーブはワイドのショートにトップスライスサーブ、アドサイドからのファーストサーブはワイドにフラットサーブというのを、かなり徹底的に狙ったのだけれど、狭いところにこ だわりすぎたかもしれない。
3試合目の相手はBさん。
非常にオーソドックスなテニスをする人なので、こちらの調子さえよければなんとか戦えるのではないかと思っていたのだけれどあっさり1−6で負ける。
試合がスタートしたと思ったら、あっという間に終わってしまったという感じで、まったく試合をさせてもらえなかった。
前回対戦した時には、5−6まで頑張れたのになあ。
試合が終わったところで、Bさんから「あのサービスには本当に手こずる。今日は2回、足がもつれて転ばされそうになりました」と言われたけど、エースは数えるほどしか取れていないぞ。
I井さんから「3試合目で足にきていた?」と聞かれる。
「いえ、そんなことはなかったと思いますけど」
「そう。� ��つも、細かくステップを踏んでリズムをとっているけど、いまの試合ではまったく足が動いていなかったでしょ。それで、けっこう手打ちになっているボールがあったから、てっきり足にきているのかと思ったのだけれど」
そうか、足が動いていなかったのか。
というわけで、あとの2試合はほとんどいいとこなし。
ちなみに、二日酔いのせいにしようと思ったら、一緒に飲んでいたI井ちゃん、A家さんの2人がブロック予選で2勝しているので、二日酔いのせいにすることもできないのでした。
A家さんは、右腕骨折から復帰したばかりだというのに、優勝候補のS久間さんを破っての決勝トーナメント進出を果たしている(さらに、S久間さんはH本さんにも負けて、決勝トーナメントに進むことなく泣き� ��がら帰っていった。うーん、こんなこともあるんだなあ)。
ブロック予選が全部終わるところまで見て帰ったのだけれど、優勝したのは誰だろう?
H本さんか、I井さんなんだろうなあ、きっと。
(なんと、優勝したのはA家さんでありました。あれだけ飲んで、どうして優勝するまで試合ができるんだ?)
2010.07.10(土曜日)
▼午前中はテニススクールでレッスン、午後は再びテニススクールでお楽しみのゲーム大会という、いつもの土曜日。
今日はなんとなく気合いが入らず、レッスンでは思いっ切りのプレイができなかった。サービスもいつもの渾身のサービスを打つという気力が湧かず、手抜きのスライスサーブばっかり。
なぜだろう?
お楽しみのゲーム大会では、久しぶりにK田さんとペアを組む。
K田さんは基本的にすごく上手な人なのだけれど、丁寧なプレイというものができない人でもある。今日も、ダブルフォールトを連発してみたり、大ホームランをかっとば� �てみたりと、まったく安定していない。それでいて、その合間合間に、身震いしたくなるほど勢いのあるショットを決めてみたりもするのだけれど。
こちらは、午後になっても、いまいち集中できず、なんとなく流したプレイが多かったかもしれない。
途中、何度か不意打ちのアンダーサーブを試してみるが、これなんかも思いっ切りのサービスを打つのがしんどくて打ってみただけという気がする。ちなみに、一度だけ、見事に相手のタイミングをはずしたアンダーサーブでエースを奪っている。本番で使ったりはしないと思うんだけどねえ。
そのかわり、ストロークは思いっ切り打ち抜きにいく。きっと、丁寧に打つのがしんどかったのだと思う。でも、やたらとスイートスポットをはずしてしまい、音ばかりが凄く てボールはヘロヘロなんてのが多かった。
結果は2勝4敗。最初に2連敗してしまったのでどうなることかと思ったけれど、その後はなんとか持ち直したのだった。
2010.07.15(木曜日)
▼テニス仲間から教えてもらった中野薫『日本テニス スウィング革命』幻冬舎ルネッサンスを読了。
幻冬舎ルネッサンスというのは、幻冬舎が行なっている自費出版事業であるらしい。つまり、自費出版によるテニスの理論書というわけだ。新宿区の図書館にはなかったので、江東区の図書館から取り寄せてもらって読んだ。自費出版の本なのに、図書館にあったりするんだね。
で、読んだ感想なのだけれど、正直に白状してしまうと、書かれていることがほとんど分からなかった。ものすごい悪文なのだ。
例えば、こんな感じ。
「外国人トッププロは肩に腕をしっかり取り付けるフラィング・エルボーと前腕を回内する腕使いでトルクを作り、テイクバックで体軸を中心に弾性体をプレツイストして、スウィング方向の回転パワーを溜めていました。肩胛骨を胸郭に張り付けるようにする腕使いには、内捻りと外捻りがあります。足使いと腕使いの違いを探求していくと、外国人トッププロのスウィングには、腕使いのトルクにより、体軸を中心に両肩が回る多重回転メカニズムがあることを発見したのです。」21ページ
分かります? もう、ぜんぜん意味が分かりません!
それぞれの言葉がどういうことを意味しているのかは、別の場所で説明されていたりはするのだけれど、それを読んでも、ここに書かれている文章を� ��解するのは、ほとんど困難と言っていいだろう。
とりあえず読み終えて分かったことは、「日本ではスクエアスタンスが基本と教えられるが、外国人トッププロはほとんどがオープンスタンスを中心にゲームを組み立てている。しかも、そのオープンスタンスの打ち方は、従来、日本で教えられてきたものとは大きく異なっている。」といったところか。
で、どう違っているかというと
1.ネットに平行に構える。左右のつまさきを結んだ線はベースラインに対して60〜120度。日本人のコーチが教えるオープンスタンスは、30〜60度でスクエアスタンスに近い(と書かれているのだけれど、ベースラインに対して60〜120度の方がスクエアスタンスじゃないの?)
2.テイクバックは脇を開け、肘を高く上げるフラィング� �エルボー
3.テイクバックの時、腰から上を捻り、腰から下は捻らない
4.体重は最後まで右足に置き(右利きの場合)、最後まで体重移動は行なわない
5.打ち終えた時、右足を伸ばし、左足は少し宙に浮くようなイメージ(左足に体重を移動させない)
といった感じ?
とりあえず、僕が理解したところでは、こんな感じか。
この程度の理解なので、この本を読んだだけでこの打ち方を取り入れるのはちょっと難しいかもしれない。
オープンスタンスを中心にゲームを組み立てることが有効であるということに異論はないし、自分もオープンスタンスをもっと取り入れていきたいとは思うのだけれど、この本がその役に立つかというと、はたしてどうだろうか。
おそらく、著者はかなり思いこみの 強い方なのだろう。そういう方は、得てして人に対する説明がヘタだったりする。つまり、自分が当たり前のように理解していることは、他の人だって理解しているはずだという思い込みがすべての前提になってしまうので、共通認識がないままに話が進んでいってしまうのだ。
ちなみに、著者はこの本で主張している理論を日本テニス協会と日本プロテニス協会の役員に説明して、完全に無視されているようだ。うーん、おそらく、そうなるだろうなあ。
ところで、あとがきで「本書で書いた、新しい発見と独創性については、私に著作権があります。」と書いちゃっているのだけれど、発見にも独創性にも著作権は認められないということをご存じないようだ。このあたりにも、著者の思い込みの強さがかいま見られるよ� ��だ。
2010.07.16(金曜日)
▼何人かで集まって、あれこれペアを組み替えながらテニスのダブルスゲームをする時、たとえば下のサイトにあるような組み合わせ表を利用することにしている。
そこで、ふと思いついて、参加者の名前を入れさえすれば、クリック一発で名前入りの組み合わせ表を作ってくれるというプログラムを作ってみた。
以下のURLから保存するなり、開くなりして利用してみて欲しい。
ExcelのVBAを使って作成しているので、Excelの入っていない環境では使えないので、ご注意ください。
また、Excel2003での動作は確認してありますが、それ以降のバージョンでの動作は確認できておりません。
ファイルを開く際には、Excelの設定を「マクロを有効」にして開いて� ��ださい。
で、19日に6人が集まってダブルスをすることになっているので、さっそくこのプログラムを使って組み合わせ表を作ってみる。
おおっ、けっこう便利じゃん。
ところが、よくよく見ると、1番の人は必ず2試合やって1試合休みとなるのに、3番の人は4試合連続で試合をしなければならない。うーん、不公平だなあ。
これって、もっといい組み合わせというのはないのだろうか?
2010.07.17(土曜日)
▼一泊二泊でのテニス合宿に行く。
合宿の地は、那須のちょいと手前にある矢板。コリーナ矢板という、テニスコートと温泉のある宿泊施設があって、毎年、そこでテニス合宿をさせてもらっているのだ。
例年は車で行っているのだが、今年は電車で行くことになる。
浦和10時06分の宇都宮行きに乗る。
電車に乗ったメンバーは10人いたのだが、宴会をしていくという8名はグリーン車に乗り、僕はY川さんと一緒に普通車に乗っていく。
車内ではひたすらテニスの話。よくまあ、テニスの話ばっかりで、話が尽きないものだ。
宇都宮で乗り替える。
グリーン車に乗った連中は、すっかり出来上がっていて、酒臭い息をしている。君たち、午後からテニスだ� �いうことを忘れているのではないかね。
矢板の手前の片岡でいうなんにもない駅で降り、そこからタクシーで合宿所へ。
なんだ、毎年、車で行っていたけれど、電車の方が楽じゃん。
1時から5時まで、炎天下のハードコートでひたすらダブルスゲームを繰り返す。
S良さんが相手のミックスダブルスでは、ことごとくS良さんを狙い撃ちする。
上級者クラスの練習に参加する前に、まだまだやらなければいけないことがあるということをS良さんに思い知らせておいて欲しいと、Y川さんから頼まれていたのだ。
何本も何本も連続でストレートを抜いて、ストレートカバーに気を取られたタイミングで、センター寄りのコースを抜く。
サービスは思いっ切り曲げたスライスサーブを遠慮なく打� �込む。
格下のS良さんを相手に、いっさい手抜きなしの攻撃をしかけたのだから、面白いほどポイントがとれる。
それにしても、参加していた男性メンバーのレベルが以前に比べて格段にあがってきていることに驚かされる。
みんなうまくなっていて、簡単に勝てないではないか。
特に、S井監督(別に監督でもなんでもないのだけれど、立ち居振る舞いの雰囲気からついたニックネームが監督なのだ)が、攻撃的なショットの精度をあげてきているのにびっくり。こんな精度の高い攻撃のできる人じゃなかったはずなのに。
また、以前から別格的にうまいテニスをしながらも、試合になると僕らに負けていたN濱さんが、むちゃくちゃ強くなっていたのにもびっくり。
HORさんから「そのサービス� ��手に入れるのに、10万ぐらい注ぎ込んでいるだろう!」と突っ込まれていたけれど、まさにそんな感じ。
いま彼とシングルスを戦ったならば、かなり厳しいことになりそうだ。
5時を過ぎたところでテニスは終了。温泉に入って汗を流し、食事をしたら、大部屋に集まって宴会。
テニスで足が攣ったことなどなかったのだけれど、この宴会の最中に足が攣ってしまう。
しかも、ふくらはぎではなく、すねの筋肉が攣ってしまったのだ。そんなところの筋肉が攣ることなんて、あるのか! いやはや、これにはびっくりした。
今年は比較的早い時間に宴会が終了となったので、1時前には布団に潜り込むことができた。
2010.07.18(日曜日)
▼合宿2日目。
5時過ぎに起きて朝風呂に浸かり、6時からシングルスゲームを始める。
日中はダブルスばっかりになってしまうので、シングルスをやりたい連中で朝いちからゲームをしようということになっていたのだ。
天気はどんよりとした薄曇りで、テニスには最適と思ったのだけれど、ちょっと動くとあっと言う間に汗が吹き出してくる。
まずはスーパー強打のK原さんと対決。けっこう厳しい闘いとなったのだけれど、これはなんとか勝ちをおさめる。しかし、早くも息があがってしまう。
昨日の疲れが残っていたのか、朝っぱらからのんびり温泉に浸かっていたのがいけなかったのか。
2試合目の相手は若手のJちゃん。
実は昨日、ダブルス� �合間に彼を相手にシングルスのゲームをやって、4ゲームを一気に連取している。しかし、それだけで体力が切れて攻めきれなくなり、続けて2ゲーム落としたところで時間切れとなっていた。つまり、こちらが高い精度で攻めることができる間は勝てるのだけれど、疲労がたまってきて精度が落ちると勝ちきれないという相手なのである。
で、今日はK原さんとの試合で体力を使いきった直後だったので、Jちゃん相手に勝ちきれずに負け。うーむ、若さには勝てません。
そして、3試合目の相手が、僕と同じ歳のS井監督。
その直前の試合で、Y川さんを相手のシコり合戦でひーひー言っていたので、こちらも試しにシコってみることにする。どうせ、強打をする体力も残ってなかったので、無理をせず、とにかくの んびりと前後左右にちらしたボールで監督を走らせることに専念してみる。
すると、監督が「頼む、もう打ち込んでくれえ! とどめをさしてくれえ! 走らせないでくれえ!」と泣きながらボールを追いかけるので、それが面白くなって、勝つことよりも監督を走らせることを目的の試合となってしまう。
ドロップボールで前に走らせて、ロブで後ろに走らせて、生殺しテニスを楽しませてもらう。
最終的に3−4で負けてしまったのだけれど、こっちはほとんど息もきれていないのに、相手が死にそうになっているという状況はほとんど体験がないので、負けてもとっても満足なのでありました。
▼9時から合宿参加者20人を4チームに分けての対抗戦をスタート。
4チーム総当たりで、4ゲーム先取のミ� �クスダブルス2試合、男性ダブルス1試合をやっていく。
最初にサウスポーS井さんと組んで、I田さん&Jちゃんのペアと激闘を繰り広げ、接戦でこれをなんとか撃破。
続いてS良さんと組んで、ミックスダブルス。これは先方の女性がミスをするまで、ひたすらとりやすいボールを返すという超ご接待テニスに徹する。ところが、先方のI田さんはI田さんで、S良さんのバックにボールを集めて、「ほら、バックが下手だろ」「ほら、またミスった」と、実に楽しそうだ。
僕もI田さんもまったく攻めないので、これがひたすら長い試合となってしまうが、最終的にはこちらの勝ち。
この調子で対抗戦を続け、みごと僕のいたDチームが完全優勝を果たしたのでした。パチパチ。
ちなみに、個人的には� �とつも試合を落とさず、全勝で対抗戦を終えることができたのでした。これまたパチパチ。
▼そば&ソースカツ丼というややヘビーな昼食をとり、のんびり休憩をとってから午後のテニスがスタート。
むちゃくちゃな暑さにうだりながら、男性と女性とに分かれてダブルスゲームを続ける。
女性はひたすら元気なのだけれど、男性の方はあまりの暑さにヘロヘロになり、うだうだとボールを追いかける。しかも、ちょいとビールでエネルギー補給をしたりするものだから、なおさら動けなくなる。
しかし、それでも試合をやめようとはしないのだから、みんなテニス馬鹿なんだよなあ。
炎天下のテニスを3時までやって、ようやく終了。
僕自身は午後の試合も勝ち続けて、ついに本日の試合を全勝で終え� ��のでした(朝のシングルスは別だけどね)。
▼汗を流しに温泉に入ると、みんなTシャツの形に日焼けの跡がくっきりとついていて、笑ってしまう。
特にY川さんは誰よりも黒くなっていて、とてもじゃないが、もう日本人には見えない。
東南アジアのどこの国から来た人でしょうか?という感じ。秋葉原あたりのインドカレーのお店で働いていても、ぜんぜん違和感がないぞ。
HORさんは足にサポーターを巻いてテニスをしていたのだけれど、そのサポーターのところだけがくっきりと白く、「うえーっ、かっこわりい。お姉ちゃんに見せられないよ」と嘆いているが、どこのお姉ちゃんに見せることになるのかは謎だ。
というわけで、2日間にわたった合宿は終了。
ここで哀しい事実が判明する� ��なんと、いつの間にか、腕時計をなくしてしまっていたのだ。うーん、どこでなくしたのかなあ。温泉に入る時に、カゴの中に置き忘れたのを、誰かに持ってかれたのかなあ?
▼テニスを終えた瞬間から、遠慮なくビールを飲み始める。温泉をあがってプシュッ、電車に乗ってプシュッ。疲れた体に、ビールのアルコールが実に気持ちいい。
ビールでヘロヘロになりながら帰宅して夕飯を食べてから、自転車でテニススクールへ。
今日はミックスダブルスの試合をやっているのだ。合宿と重なってしまったので今回は出られなかったが、いつもペアを組んでいるN迫さんが、超若手のY田くんとペアを組んで出場しているので、その応援に駆けつける。
スクールに着くと、すでにN迫さんは2試合を負けた後で、す� ��かりいじけている。しかし、出場メンバーの顔ぶれを見回してみると、N迫さんより弱い人って、S久間さんの奥さんぐらいしかいない。これじゃあ負けても仕方がない。最初から負けて当たり前、勝ってラッキーぐらいの気持ちでいてくれないとなあ。
そして、僕の見ている前で3試合目を敗退。Y田くんはかなり頑張っているのだけれど、相手の方が明らかに格上なので、そう簡単に勝てるわけがない。
続くコンソレトーナメントの初戦も、あっさり敗退。相手がオカピーじゃ、そう簡単に勝たせてくれるわけがないもんなあ。
とりあえず、応援しにいくという約束は果たしたので、あとは家に帰って倒れ込むように布団に入って眠る。