続々・46歳からのテニス
52歳のテニス 7〜9月
2010.07.02(金曜日)
▼日中、職場のパソコンで川口市のテニスコートの空き状況をチェックすると、日曜日に空いているコートがあるのを見つけてしまう。
おそらく、直前でキャンセルをした人がいたのだろう。
さっそくコートをおさえて、息子に「コートがとれたけど、やるか?」とメールを入れると、速攻で「やる!」と返事が返ってくる。足を骨折してしばらくテニスをしていないので、やりたいと言っていたのだ。
しかし、日曜日には夕方から再びスクールでのシングルス大会があるので、あまり疲れたくない。そのためには、もうひとり、参加者をゲットしておかねば。
2010.07.03(土曜日)
▼午前中レッスン、午後はお楽しみのゲーム大会といういつもの土曜日。
レッスンにはやたらと元気のいい高校生が振り替えで来ていて、そのむちゃくちゃ勢いのあるボールに負けてたまるものかと、みんながみんな力いっぱいラケットを振り回している。しかし、そんなことをしたって、ボロボロになるだけだっちゅうに。かくいう僕も、高校生に張り合ってボロボロになってしまった口ではあるのだけれど。
午後のゲーム大会では、久しぶりにI井ちゃんとペアを組む。
このところ攻撃的なテニスを意識的に練習しているI井ちゃんのお手並み拝見と思ったのだけれど、いざペアを組んでみたら、ぜんぜん変わってないじゃん。
どうやら、ガンガン打ってくるような上級者相手だと速いボールを打ち返すこともできるのだけれど、そうでないと従来通りのテニスにしかならないらしい。< br/> そして、僕は僕でいまいち調子が出ず、結局、3勝4敗で負け越してしまう。
▼7時から東川口でスクールの常連さんたちとの飲み会。
今回が3回目となる飲み会なのだけれど、前2回は僕に予定が入っていて参加できなかった。そこで、幹事役のT須さんに「僕の出られる時にやってくれえ!」とさんざんクレームをつけて、今回はあらかじめ僕のスケジュールを確認した上でセッティングしてもらったのだった。
参加者はT須さん、A家さん、U海さん、T内さん、I井ちゃん、O久さん、O久保さん、N迫さん、F田さん、KS野さん、それに僕の11人。ほとんどが初めて一緒に飲む顔ぶれだが、飲み始めてすぐにみんなのテンションの高さに呆れ返る。
おおっ、こういう人たちだったんだ(笑)
なんだかよく分からないままに盛り上がって、よく分からないままにT内さんとO久保さんのミックスペアが成立し、速攻でスクールに電話を入れてミックスダブルス大会に申し込んでしまう(笑)
ミックスダブルスの大会は年間3回しかないのだけれど、この先、3回分のO久保さんのペアが確定してしまう。なぜかO久保さんが大人気だ。
「じゃあ、僕も」と立候補すると、いつもペアを組んでいるN迫さんから「それはダメえっ!」と禁止令が出されてしまう。
てっきり2時間の飲み会かと思っていたら、ぜんぜん終わる気配がないまま11時を過ぎ、こちらは時々意識が途切れるようになってしまう。
「すみません! そろそろ終電になるので、帰ってもよろしいでしょうか!」
「だめだあ!」
いや、� ��いて帰れる人はいいでしょうけれど、こちらは歩いて帰れる距離じゃないですから。
焼酎の瓶が何本も転がり、いつの間にかワインまで開けているぞ。
なんとか終電に間に合ったものの、頭の中はぐらんぐらん、足どりはぐでんぐでん、目の前はぐるんぐるんだ。
よく帰れたな、おれ。
2010.07.04(日曜日)
▼朝起きると、ぐらんぐらんのぐでんぐでんのぐるんぐるんの状態が続いていた。二日酔いだ。今日はスクールでシングルス大会があるというのに、大丈夫なのだろうか。
▼1時から2時間、江川コートで息子、Y川さんと軽くシングルスゲームを楽しむ。
とにかく、ここでアルコールを抜いておかなければ。
天気予報では雨の心配もあったのだけれど、むちゃくちゃいい天気になってしまう。
めちゃくちゃ蒸し暑い。
本気でボールを追いかけようものなら、あっと言う間に死んでしまいそうな天気だ。
3人が3人とも省エネモードでの試合を心がける。
それでも、あとからあとから汗が流れだし、用意してきたスポーツドリンクはあっと言う間に飲み干し てしまう。
でも、おかげでアルコールも体から抜け出したかな。
4ゲーム先取の試合を繰り返し、その結果、Y川さんに2勝、息子に1勝。よし、負けなしだ。これなら、今日のシングルス大会もけっこういけるかもしれない。
▼夕方になって、壮絶なゲリラ豪雨が襲いかかってくる。
いつもはテニススクールまで自転車で行っているのだけれど、とてもじゃないけれど自転車で外に出られるような生半可な雨じゃない。傘をさして歩いていくのも無理。嫁さんにお願いして、スクールまで車で送ってもらう。でも、車の乗り降りの瞬間だけでずぶ濡れとなってしまう。
東京ドームを小型にしたようなスクールのコートは、ドームの天井に降り注ぐ豪雨のために、轟音に包まれていた。まるで、ブブゼラの鳴� �響く中でのワールドカップ状態だ。
その騒然たる雰囲気の中、月例のシングルス大会がスタート。
例によって、僕なんかまったく歯が立たないような鬼どもが集まって来ている。なんとかひとつぐらいは勝ちたいと思っているのだけれど、同じブロックになった顔ぶれを見ると、それも難しそうだ。
第1回戦の相手は、超ダイナマイトサーブのO本さん。
サービスの爆発的なパワーに関しては、スクールでも1〜2位を争う。
ただし、前回対戦した時には、かろうじて僕が勝っている。ダイナマイトサーブを打ってくると、フォールトが多くなったり、微妙なプレイができなくなったりして、自滅していってくれたからだ。
しかし、とりあえず初戦は体力温存を意識したのか、ダイナマイトサーブを打� ��てきてくれない。そうなると、さすがはさいたま市Aクラス、なかなかこちらの先行を許してはくれない。でも、なんとかくらいついていく。
が、途中からダイナマイトサーブがまざってくるようになる。
返せません。
まだ100%本気のダイナマイトサーブではないのだけれど、それでも返せません。
ボディに飛んでくると、よけるのが精一杯で、それを打ち返すなんて、まるっきりできません。
100%本気になるとフォールトも増えるのだけれど、多少はセーブしているので、あまりフォールトもしてくれません。
ううっ、このまま押しまくられて負けるのだろうか。
ところが、4−5まで追い詰められたところで、急にO本さんの動きが悪くなる。
絶対に追いつくところへのリターンを、追� ��かけようともせずに見送ってしまったのだ。
あれ? もしかして、足を痛めたかな。
実は前回、O本さんは足を痛めてボロ負けをしているのである。
もしかしてチャンスかも。
試しに、走らなければ追いつかない短いボールを返してみる。
あれ、追いついてドカンと打ち込まれたぞ。
じゃあ、左右に振ってみる。
あれ、追いついて打ち返してきたぞ。
じゃあ、もっと左右に振ってみる。
ううっ、アウトしちゃったよ。
てな感じで、結局4−6で負けてしまったのでした。
あの、唐突に動きが止まったのは、なんだったのだろう? 立ちくらみでも起こして、ボールに反応できなかったのかなあ。
でもまあ、O本さんを相手に4−6まで競り合えば、けっこう善戦した� �言ってよいでしょう。
2試合目の相手は大きなI井さん(同じ名前のI井ちゃんと区別するために、大きなI井さん、小さなI井ちゃんと呼んでいるのである)。
このところ、毎回のように対戦して負けている。
なにしろ、過去3回で優勝1回、準優勝2回という猛者である。
僕なんぞが太刀打ちできる相手ではない。
でも、それなりにI井さん相手でもねばれるようになってきているので、今回もどこまでねばれるかがテーマだったのだけれど、今回はまるっきりダメ。
1−6であっさり撃破されてしまう。
たいして攻められているわけでもないのに、どういうわけかことごとく白帯に嫌われてしまう。なぜ?
また、せっかくチャンスボールが来るように組み立てても、そのあとの攻撃で ミスをすることが多い。
試合後、H本さんから言われたのだけれど、チャンスボールが来た時に「先にごちそうさまを言ってから打っている」とのこと。ちゃんと「いただきますを言ってから打ち込んで、それを決めてからごちそうさまを言わないと」とのこと。
チャンスボールが来ると、それだけで気がはやってしまうんだよなあ。
もっと、落ち着いてチャンスボールをものにしないと。
I井さんからは、「今日はファーストサーブの確率が低かったので助かった」とも言われてしまう。
今日は、フォアサイドからのファーストサーブはワイドのショートにトップスライスサーブ、アドサイドからのファーストサーブはワイドにフラットサーブというのを、かなり徹底的に狙ったのだけれど、狭いところにこ だわりすぎたかもしれない。
3試合目の相手はBさん。
非常にオーソドックスなテニスをする人なので、こちらの調子さえよければなんとか戦えるのではないかと思っていたのだけれどあっさり1−6で負ける。
試合がスタートしたと思ったら、あっという間に終わってしまったという感じで、まったく試合をさせてもらえなかった。
前回対戦した時には、5−6まで頑張れたのになあ。
試合が終わったところで、Bさんから「あのサービスには本当に手こずる。今日は2回、足がもつれて転ばされそうになりました」と言われたけど、エースは数えるほどしか取れていないぞ。
I井さんから「3試合目で足にきていた?」と聞かれる。
「いえ、そんなことはなかったと思いますけど」
「そう。� ��つも、細かくステップを踏んでリズムをとっているけど、いまの試合ではまったく足が動いていなかったでしょ。それで、けっこう手打ちになっているボールがあったから、てっきり足にきているのかと思ったのだけれど」
そうか、足が動いていなかったのか。
というわけで、あとの2試合はほとんどいいとこなし。
ちなみに、二日酔いのせいにしようと思ったら、一緒に飲んでいたI井ちゃん、A家さんの2人がブロック予選で2勝しているので、二日酔いのせいにすることもできないのでした。
A家さんは、右腕骨折から復帰したばかりだというのに、優勝候補のS久間さんを破っての決勝トーナメント進出を果たしている(さらに、S久間さんはH本さんにも負けて、決勝トーナメントに進むことなく泣き� ��がら帰っていった。うーん、こんなこともあるんだなあ)。
ブロック予選が全部終わるところまで見て帰ったのだけれど、優勝したのは誰だろう?
H本さんか、I井さんなんだろうなあ、きっと。
(なんと、優勝したのはA家さんでありました。あれだけ飲んで、どうして優勝するまで試合ができるんだ?)
2010.07.10(土曜日)
▼午前中はテニススクールでレッスン、午後は再びテニススクールでお楽しみのゲーム大会という、いつもの土曜日。
今日はなんとなく気合いが入らず、レッスンでは思いっ切りのプレイができなかった。サービスもいつもの渾身のサービスを打つという気力が湧かず、手抜きのスライスサーブばっかり。
なぜだろう?
お楽しみのゲーム大会では、久しぶりにK田さんとペアを組む。
K田さんは基本的にすごく上手な人なのだけれど、丁寧なプレイというものができない人でもある。今日も、ダブルフォールトを連発してみたり、大ホームランをかっとば� �てみたりと、まったく安定していない。それでいて、その合間合間に、身震いしたくなるほど勢いのあるショットを決めてみたりもするのだけれど。
こちらは、午後になっても、いまいち集中できず、なんとなく流したプレイが多かったかもしれない。
途中、何度か不意打ちのアンダーサーブを試してみるが、これなんかも思いっ切りのサービスを打つのがしんどくて打ってみただけという気がする。ちなみに、一度だけ、見事に相手のタイミングをはずしたアンダーサーブでエースを奪っている。本番で使ったりはしないと思うんだけどねえ。
そのかわり、ストロークは思いっ切り打ち抜きにいく。きっと、丁寧に打つのがしんどかったのだと思う。でも、やたらとスイートスポットをはずしてしまい、音ばかりが凄く てボールはヘロヘロなんてのが多かった。
結果は2勝4敗。最初に2連敗してしまったのでどうなることかと思ったけれど、その後はなんとか持ち直したのだった。
2010.07.15(木曜日)
▼テニス仲間から教えてもらった中野薫『日本テニス スウィング革命』幻冬舎ルネッサンスを読了。
幻冬舎ルネッサンスというのは、幻冬舎が行なっている自費出版事業であるらしい。つまり、自費出版によるテニスの理論書というわけだ。新宿区の図書館にはなかったので、江東区の図書館から取り寄せてもらって読んだ。自費出版の本なのに、図書館にあったりするんだね。
で、読んだ感想なのだけれど、正直に白状してしまうと、書かれていることがほとんど分からなかった。ものすごい悪文なのだ。
例えば、こんな感じ。
「外国人トッププロは肩に腕をしっかり取り付けるフラィング・エルボーと前腕を回内する腕使いでトルクを作り、テイクバックで体軸を中心に弾性体をプレツイストして、スウィング方向の回転パワーを溜めていました。肩胛骨を胸郭に張り付けるようにする腕使いには、内捻りと外捻りがあります。足使いと腕使いの違いを探求していくと、外国人トッププロのスウィングには、腕使いのトルクにより、体軸を中心に両肩が回る多重回転メカニズムがあることを発見したのです。」21ページ
分かります? もう、ぜんぜん意味が分かりません!
それぞれの言葉がどういうことを意味しているのかは、別の場所で説明されていたりはするのだけれど、それを読んでも、ここに書かれている文章を� ��解するのは、ほとんど困難と言っていいだろう。
とりあえず読み終えて分かったことは、「日本ではスクエアスタンスが基本と教えられるが、外国人トッププロはほとんどがオープンスタンスを中心にゲームを組み立てている。しかも、そのオープンスタンスの打ち方は、従来、日本で教えられてきたものとは大きく異なっている。」といったところか。
で、どう違っているかというと
1.ネットに平行に構える。左右のつまさきを結んだ線はベースラインに対して60〜120度。日本人のコーチが教えるオープンスタンスは、30〜60度でスクエアスタンスに近い(と書かれているのだけれど、ベースラインに対して60〜120度の方がスクエアスタンスじゃないの?)
2.テイクバックは脇を開け、肘を高く上げるフラィング� �エルボー
3.テイクバックの時、腰から上を捻り、腰から下は捻らない
4.体重は最後まで右足に置き(右利きの場合)、最後まで体重移動は行なわない
5.打ち終えた時、右足を伸ばし、左足は少し宙に浮くようなイメージ(左足に体重を移動させない)
といった感じ?
とりあえず、僕が理解したところでは、こんな感じか。
この程度の理解なので、この本を読んだだけでこの打ち方を取り入れるのはちょっと難しいかもしれない。
オープンスタンスを中心にゲームを組み立てることが有効であるということに異論はないし、自分もオープンスタンスをもっと取り入れていきたいとは思うのだけれど、この本がその役に立つかというと、はたしてどうだろうか。
おそらく、著者はかなり思いこみの 強い方なのだろう。そういう方は、得てして人に対する説明がヘタだったりする。つまり、自分が当たり前のように理解していることは、他の人だって理解しているはずだという思い込みがすべての前提になってしまうので、共通認識がないままに話が進んでいってしまうのだ。
ちなみに、著者はこの本で主張している理論を日本テニス協会と日本プロテニス協会の役員に説明して、完全に無視されているようだ。うーん、おそらく、そうなるだろうなあ。
ところで、あとがきで「本書で書いた、新しい発見と独創性については、私に著作権があります。」と書いちゃっているのだけれど、発見にも独創性にも著作権は認められないということをご存じないようだ。このあたりにも、著者の思い込みの強さがかいま見られるよ� ��だ。
2010.07.16(金曜日)
▼何人かで集まって、あれこれペアを組み替えながらテニスのダブルスゲームをする時、たとえば下のサイトにあるような組み合わせ表を利用することにしている。
そこで、ふと思いついて、参加者の名前を入れさえすれば、クリック一発で名前入りの組み合わせ表を作ってくれるというプログラムを作ってみた。
以下のURLから保存するなり、開くなりして利用してみて欲しい。
ExcelのVBAを使って作成しているので、Excelの入っていない環境では使えないので、ご注意ください。
また、Excel2003での動作は確認してありますが、それ以降のバージョンでの動作は確認できておりません。
ファイルを開く際には、Excelの設定を「マクロを有効」にして開いて� ��ださい。
で、19日に6人が集まってダブルスをすることになっているので、さっそくこのプログラムを使って組み合わせ表を作ってみる。
おおっ、けっこう便利じゃん。
ところが、よくよく見ると、1番の人は必ず2試合やって1試合休みとなるのに、3番の人は4試合連続で試合をしなければならない。うーん、不公平だなあ。
これって、もっといい組み合わせというのはないのだろうか?
2010.07.17(土曜日)
▼一泊二泊でのテニス合宿に行く。
合宿の地は、那須のちょいと手前にある矢板。コリーナ矢板という、テニスコートと温泉のある宿泊施設があって、毎年、そこでテニス合宿をさせてもらっているのだ。
例年は車で行っているのだが、今年は電車で行くことになる。
浦和10時06分の宇都宮行きに乗る。
電車に乗ったメンバーは10人いたのだが、宴会をしていくという8名はグリーン車に乗り、僕はY川さんと一緒に普通車に乗っていく。
車内ではひたすらテニスの話。よくまあ、テニスの話ばっかりで、話が尽きないものだ。
宇都宮で乗り替える。
グリーン車に乗った連中は、すっかり出来上がっていて、酒臭い息をしている。君たち、午後からテニスだ� �いうことを忘れているのではないかね。
矢板の手前の片岡でいうなんにもない駅で降り、そこからタクシーで合宿所へ。
なんだ、毎年、車で行っていたけれど、電車の方が楽じゃん。
1時から5時まで、炎天下のハードコートでひたすらダブルスゲームを繰り返す。
S良さんが相手のミックスダブルスでは、ことごとくS良さんを狙い撃ちする。
上級者クラスの練習に参加する前に、まだまだやらなければいけないことがあるということをS良さんに思い知らせておいて欲しいと、Y川さんから頼まれていたのだ。
何本も何本も連続でストレートを抜いて、ストレートカバーに気を取られたタイミングで、センター寄りのコースを抜く。
サービスは思いっ切り曲げたスライスサーブを遠慮なく打� �込む。
格下のS良さんを相手に、いっさい手抜きなしの攻撃をしかけたのだから、面白いほどポイントがとれる。
それにしても、参加していた男性メンバーのレベルが以前に比べて格段にあがってきていることに驚かされる。
みんなうまくなっていて、簡単に勝てないではないか。
特に、S井監督(別に監督でもなんでもないのだけれど、立ち居振る舞いの雰囲気からついたニックネームが監督なのだ)が、攻撃的なショットの精度をあげてきているのにびっくり。こんな精度の高い攻撃のできる人じゃなかったはずなのに。
また、以前から別格的にうまいテニスをしながらも、試合になると僕らに負けていたN濱さんが、むちゃくちゃ強くなっていたのにもびっくり。
HORさんから「そのサービス� ��手に入れるのに、10万ぐらい注ぎ込んでいるだろう!」と突っ込まれていたけれど、まさにそんな感じ。
いま彼とシングルスを戦ったならば、かなり厳しいことになりそうだ。
5時を過ぎたところでテニスは終了。温泉に入って汗を流し、食事をしたら、大部屋に集まって宴会。
テニスで足が攣ったことなどなかったのだけれど、この宴会の最中に足が攣ってしまう。
しかも、ふくらはぎではなく、すねの筋肉が攣ってしまったのだ。そんなところの筋肉が攣ることなんて、あるのか! いやはや、これにはびっくりした。
今年は比較的早い時間に宴会が終了となったので、1時前には布団に潜り込むことができた。
2010.07.18(日曜日)
▼合宿2日目。
5時過ぎに起きて朝風呂に浸かり、6時からシングルスゲームを始める。
日中はダブルスばっかりになってしまうので、シングルスをやりたい連中で朝いちからゲームをしようということになっていたのだ。
天気はどんよりとした薄曇りで、テニスには最適と思ったのだけれど、ちょっと動くとあっと言う間に汗が吹き出してくる。
まずはスーパー強打のK原さんと対決。けっこう厳しい闘いとなったのだけれど、これはなんとか勝ちをおさめる。しかし、早くも息があがってしまう。
昨日の疲れが残っていたのか、朝っぱらからのんびり温泉に浸かっていたのがいけなかったのか。
2試合目の相手は若手のJちゃん。
実は昨日、ダブルス� �合間に彼を相手にシングルスのゲームをやって、4ゲームを一気に連取している。しかし、それだけで体力が切れて攻めきれなくなり、続けて2ゲーム落としたところで時間切れとなっていた。つまり、こちらが高い精度で攻めることができる間は勝てるのだけれど、疲労がたまってきて精度が落ちると勝ちきれないという相手なのである。
で、今日はK原さんとの試合で体力を使いきった直後だったので、Jちゃん相手に勝ちきれずに負け。うーむ、若さには勝てません。
そして、3試合目の相手が、僕と同じ歳のS井監督。
その直前の試合で、Y川さんを相手のシコり合戦でひーひー言っていたので、こちらも試しにシコってみることにする。どうせ、強打をする体力も残ってなかったので、無理をせず、とにかくの んびりと前後左右にちらしたボールで監督を走らせることに専念してみる。
すると、監督が「頼む、もう打ち込んでくれえ! とどめをさしてくれえ! 走らせないでくれえ!」と泣きながらボールを追いかけるので、それが面白くなって、勝つことよりも監督を走らせることを目的の試合となってしまう。
ドロップボールで前に走らせて、ロブで後ろに走らせて、生殺しテニスを楽しませてもらう。
最終的に3−4で負けてしまったのだけれど、こっちはほとんど息もきれていないのに、相手が死にそうになっているという状況はほとんど体験がないので、負けてもとっても満足なのでありました。
▼9時から合宿参加者20人を4チームに分けての対抗戦をスタート。
4チーム総当たりで、4ゲーム先取のミ� �クスダブルス2試合、男性ダブルス1試合をやっていく。
最初にサウスポーS井さんと組んで、I田さん&Jちゃんのペアと激闘を繰り広げ、接戦でこれをなんとか撃破。
続いてS良さんと組んで、ミックスダブルス。これは先方の女性がミスをするまで、ひたすらとりやすいボールを返すという超ご接待テニスに徹する。ところが、先方のI田さんはI田さんで、S良さんのバックにボールを集めて、「ほら、バックが下手だろ」「ほら、またミスった」と、実に楽しそうだ。
僕もI田さんもまったく攻めないので、これがひたすら長い試合となってしまうが、最終的にはこちらの勝ち。
この調子で対抗戦を続け、みごと僕のいたDチームが完全優勝を果たしたのでした。パチパチ。
ちなみに、個人的には� �とつも試合を落とさず、全勝で対抗戦を終えることができたのでした。これまたパチパチ。
▼そば&ソースカツ丼というややヘビーな昼食をとり、のんびり休憩をとってから午後のテニスがスタート。
むちゃくちゃな暑さにうだりながら、男性と女性とに分かれてダブルスゲームを続ける。
女性はひたすら元気なのだけれど、男性の方はあまりの暑さにヘロヘロになり、うだうだとボールを追いかける。しかも、ちょいとビールでエネルギー補給をしたりするものだから、なおさら動けなくなる。
しかし、それでも試合をやめようとはしないのだから、みんなテニス馬鹿なんだよなあ。
炎天下のテニスを3時までやって、ようやく終了。
僕自身は午後の試合も勝ち続けて、ついに本日の試合を全勝で終え� ��のでした(朝のシングルスは別だけどね)。
▼汗を流しに温泉に入ると、みんなTシャツの形に日焼けの跡がくっきりとついていて、笑ってしまう。
特にY川さんは誰よりも黒くなっていて、とてもじゃないが、もう日本人には見えない。
東南アジアのどこの国から来た人でしょうか?という感じ。秋葉原あたりのインドカレーのお店で働いていても、ぜんぜん違和感がないぞ。
HORさんは足にサポーターを巻いてテニスをしていたのだけれど、そのサポーターのところだけがくっきりと白く、「うえーっ、かっこわりい。お姉ちゃんに見せられないよ」と嘆いているが、どこのお姉ちゃんに見せることになるのかは謎だ。
というわけで、2日間にわたった合宿は終了。
ここで哀しい事実が判明する� ��なんと、いつの間にか、腕時計をなくしてしまっていたのだ。うーん、どこでなくしたのかなあ。温泉に入る時に、カゴの中に置き忘れたのを、誰かに持ってかれたのかなあ?
▼テニスを終えた瞬間から、遠慮なくビールを飲み始める。温泉をあがってプシュッ、電車に乗ってプシュッ。疲れた体に、ビールのアルコールが実に気持ちいい。
ビールでヘロヘロになりながら帰宅して夕飯を食べてから、自転車でテニススクールへ。
今日はミックスダブルスの試合をやっているのだ。合宿と重なってしまったので今回は出られなかったが、いつもペアを組んでいるN迫さんが、超若手のY田くんとペアを組んで出場しているので、その応援に駆けつける。
スクールに着くと、すでにN迫さんは2試合を負けた後で、す� ��かりいじけている。しかし、出場メンバーの顔ぶれを見回してみると、N迫さんより弱い人って、S久間さんの奥さんぐらいしかいない。これじゃあ負けても仕方がない。最初から負けて当たり前、勝ってラッキーぐらいの気持ちでいてくれないとなあ。
そして、僕の見ている前で3試合目を敗退。Y田くんはかなり頑張っているのだけれど、相手の方が明らかに格上なので、そう簡単に勝てるわけがない。
続くコンソレトーナメントの初戦も、あっさり敗退。相手がオカピーじゃ、そう簡単に勝たせてくれるわけがないもんなあ。
とりあえず、応援しにいくという約束は果たしたので、あとは家に帰って倒れ込むように布団に入って眠る。
あなたは、ドナルド·ジャクソンによって痛みを感じないでしょう
2010.07.19(月曜日)
▼合宿から帰ったばかりだというのに、今日はハードコートでの4時間テニスだ。
本当は冷房のきいた部屋で1日中グータラしていたかったのだけれど、コートがとれてしまったものは仕方がない。
コートがとれたら、きっちりテニスをする、それが我らテニス馬鹿の宿命ですから(涙)
しかし、さすがにシングルスゲームはやめておいた。
当初はシングルスの予定にしていたのだけれど、合宿の疲れが残っている状態だろうし、季節柄むちゃくちゃ暑くなるかもしれないと考え、ダブルスに変更していたのだった。
これが正解。
シングルスなんかやっ� �ら、絶対に死んでたよ。
今日は、もう、やけくそ気味に暑かったのだから。
今日使用した江川コートにはハードコートが4面あり、AコートとDコートにだけ日除けのついたベンチがある。BコートとCコートはひたすら全面炎天下だ。
そして、受付のおじさんは、早く来た人にAコート、次に来た人にDコートを使わせてくれる。日除けのあるコートを、早く来た人に優先的に使わせてくれるのだ。
だから、もちろん、早めに行って受付を済ませる。
Aコートはむちゃくちゃ早く来て受付を済ませた人がいたということなのだけれど、さいわいDコートをとることができた。
かろうじて、日陰がある。よかった。
今日は日除けがなかったら、確実に倒れる人が出てくるほど、ものすごい超ピー� �ンだったのだ。
受付を済ませてコートにまわると、すでにA池さんが来ている。
コートを見ると、Dコートが空いている。
あまりの暑さにキャンセルを入れる人が出てきたり、テニスを途中で切り上げて帰ってしまう人が出てきているらしい。
普段なら「じゃあ、まだ時間じゃないけれど、コートも空いてることだし、早めに始めちゃいましょうか」となるところだけれど、ふたりともコートの外の日陰から出ようとしない。日なたに一歩踏み出すだけで、死にそうな気分になる。
本当にテニスなんかやっていいのか、この天気で?
やがて他のメンバーも登場。
今日の参加メンバーは、僕、A池さん、Y川さん、HORさん、K木さん、H瀬さんの6人。
僕、Y川さん、HORさんの3人は 合宿帰りで疲れていて、A池さんの相手をまともにできない可能性もあったので、上級者のK木さん、H瀬さんに声をかけて参加してもらっていたのだ。
時間になったので、しぶしぶ日陰を出てコートに向かう。
そんなに嫌だったら、テニスなんかしなければいいのに(笑)
そして、オリジナルソフト「ダブルス組み合わせ作成ソフト」で作った組み合わせ表に従ってゲームを開始。
本日のルールは4ゲームオール、ワンアド。だけど、2−2になったらもう1ゲーム追加して勝敗を決するというルールを追加する。長い試合はしんどそうなので、短時間で試合を終えられるようにしてみた。
案の定、K木さんがむちゃくちゃ強かった。
奇跡的に僕とA池さんのペアがK木&よこちゃんペアを下して、 なんとか全勝は阻止したものの、テニスのうまさに関してはレベルが違いすぎる。一度たりとも強打をすることなく、丁寧にボールを返して、きっちりコースを狙ってくるあのテニス、見習わなければなあ。
もっとも、かなりレベルの高い技術に裏打ちされたプレイスタイルなので、そう簡単に見習えるわけもないのだけれど。
ちなみに、K木さんに勝った時の試合では、フォアサイドからワイドの短い位置に狙ったスライスサービスが、見事にピンポイントで狙った通りの位置に突き刺さってノータッチエースを連続でゲットして喝采を浴びたのだけれど、実は最初の試合からずっと狙い続けていたサービスで、たまたまあの2回だけが狙った通りに打てたサービスだったのでした。
しかし、あの炎天下で、よくまあ10 試合もしたよなあ。
いやはや、本当にむちゃくちゃ暑かった。
2010.07.24(土曜日)
▼午前中はスクールでのレッスン。
クーラーの入ったインドアコートだというのに、それでも耐え難いほど暑い。
しかも、湿度が凄い。
みんなの汗が蒸発して、ひたすら湿度をあげているのだろう。
スクールについているエアコン、ドイツ製か何かなので、除湿機能がいささか弱いようなのだ。
やっぱり、日本の夏には日本のエアコンじゃないとダメだよなあ。
ダイキンか何かに変えてくれればいいのに(って、そんな金があるわけないよな)。
で、あっと言う間に汗まみれになってしまう。
今日はコカコーラの懸賞応募で当てたワールドカップ仕様のTシャツを着ていったのだけれど、これが汗をかくと肌にぴったりと貼り付いて、皮膚呼吸がで� ��ないような感じになってしまう。
ダメじゃん、アディダス。
フォアサイドからのサービスは、相変わらず思いっ切りスライスをかけたボールを、ワイドの短いポイントへと狙い撃ち。みごと、コーチからもノータッチのサービスエースを奪う。
これの確率があがっていけば、かなりの武器になるんだけどなあ(無理か、やっぱり)。
▼レッスンが終わったところで支配人をつかまえて、バボラの新しいガットを取り扱うように直訴する。
どうも、やたらと評判がいいようなのだ。
後で調べてくれて、125の細ゲージの方を取り寄せてくれることになる。
というわけで、次はバボラのRPMプラストだ。
いやあ、楽しみ。
▼午後は1時から息子と江川コートで1対1のガチンコ勝負。
ところが、30分もたたないうちに、あまりの暑さに「もうダメ」と息子から泣きが入る。
ふだん、クーラーの効いた部屋でゴロゴロしてばっかりいるからだ。
だらしのない奴め。
その時点でゲームカウントは4−0で僕が一方的に勝っていたのだけれど、仕方がないのでいったん休憩タイムをはさむ。
のんびり休憩タイムをはさんで、「試合はしんどい」と息子が言うので、軽く打ち合いだけをすることに。
ちょっと打って休憩、ちょっと打って休憩、という感じで、のんびり楽しんでいると、太陽が雲に隠れて、気持ちのいい風も吹いてきた。
すると、途端に息子が元気になって「試合の続きをしよう」と言いだす。
そして、遠慮のない強烈なサービスであっと言う間に1ゲームをとられてしま� ��。
き、きさま、許せん!
こっちだって、遠慮のないサービスで1ゲームをゲット。これで5−1だ。
ところが、次はまたしても息子のサービスでこてんぱんにやられてしまって5−2。
だけど、こっちだって負けるもんかと頑張って、なんとか6−2で勝利をゲット。
でも、最初に息子が暑さにへたばっている間にとった4ゲームがなかったら、あぶなかったかもしれない。
その後は、サービスからの試合形式の打ち合いを時間一杯まで続ける。
完全に復活した息子から、センターに連続でサービスを打ち込まれ、4連続でサービスエースを奪われてしまう。
しかし、こっちも負けてなるものかと、最近ずっと練習しているフォアサイドからのスライスサーブを奇跡的に4連発成功させて� �まう。少しは確率があがってきたかな。
▼というわけで、今日はひたすら暑さと闘うテニスだったのでした。
いやもう、暑すぎ。
江川コートから帰る途中、息子の友達のO内くんから「5時から青木公園で打たない?」とメールが入ったのだけれど、息子は速攻で「もうムリ!」と返事を出し、帰宅するなりクーラーのギンギンにきいた部屋で熟睡モードに入ってしまったのでした。
いいなあ。こっちはこの暑い中、嫁さんの買い物のお付き合いだぜ。
2010.07.25(日曜日)
▼今日は川口市のミックスダブルス大会のお手伝いで、朝の8時から青木公園へ行く。
川口市テニス協会に加盟しているチームは、まわりもちで大会のお手伝いをすることになっているのだ。
受付に行くと、協会理事長が公園入り口で駐車場への誘導をしているので、それを手伝うようにと指示される。
うわっ、やっぱり男は炎天下の仕事かあ!
ちょうどやってきたY川さんと2人で、やってくる車をかたはしからその先にあるメイン駐車場へと誘導する。
テニスコート横の小さな駐車場はスタッフ専用なのだ。
テニスコートは、朝からジュニアの練習に使っていたのだけれど、それが終わるタイミングで、今度はコート横の審判台にゲームカウント表示板の 設置をして、ネットの高さを調節してまわる。全部で12面あるので、それだけで汗が吹き出してくる。
今日もむちゃくちゃ暑い。この中で試合をするのは、さぞかし大変だろうなあ。
これで炎天下の仕事は一段落。
あとは、クーラーのきいた本部室の中での受付作業だ。
大会スタッフがノートパソコンで対戦表をプリントアウトして、その選手をマイクで呼び出す。
やってきた選手に、ボールとスコアシートを渡すのが、まずは僕とY川さんの仕事。
きわめて簡単な仕事と思ったら、いろいろと注意しなければならないことがあったのだった。
最初にやってきたペアにコート番号を伝えてボールを渡し、次に来たペアにスコアシートを渡すのだけれど、呼ばれたのに気付かずに窓口にやってこない� ��アがいたりする。そうすると、そのペアをもう一度アナウンスで呼び出さなければいけないのだけれど、うっかりチェックし忘れると、さて、さっきボールを持っていったのはどちらのペアだったかが分からない。つまり、どっちのペアを呼び出せばいいのかが分からなくなってしまうのだ。
ボールを渡す時には、スコアシートのエントリーナンバーのところにチェックを入れておかなければいけないのですね。
さいたま市ではボールを渡す時に缶ごと渡していたので、こっちでも同じように渡すと、缶にはコート番号が書き込まれているので、ボールだけを渡して、缶は手元に残さなければいけないということが判明。遅いっての。でも、そもそもあの缶は必要なかったと思うぞ。
缶から出したばかりのニューボール� �、2試合で使用する。なので、ニューボール、1試合だけ使ったボール、2試合使い終わったボールに分けて管理しなければならない。
試合が終わると、スコアシートとボールを回収する。その時に、試合結果を口頭で確認して、トーナメントシートに試合結果を記入するのも僕らの仕事だ。気をつけないと、試合結果を左右逆に書いてくる人がいたり、試合結果を書き忘れて持ってくる人がいたり、そもそもスコアシートを持ってくるのを忘れる人がいたりするので、気が抜けない。
時々、「まだ呼ばれませんか?」「いま呼ばれましたか?」と確認しにくる人がいたり、「エントリーナンバー○番の人はどこのコートで試合をしていますか?」と聞きに来る人がいたり、「シャワー室の鍵が空いていないので使えません」 と言ってくる人がいたり、「隣りのプールの方から、サービスのタイミングになると奇声をあげて邪魔をされるので、集中できません」と言ってくる人がいたり(隣りのプールでは中学生の水泳大会をやっていて、どうもその応援に来ている生徒が邪魔をしていたらしい)で、けっこうスタッフの皆さんは大忙しだ(隣りのプールには、理事長が行って怒鳴りつけてきた模様)。
スコアシートは、ノートパソコンと小型プリンターとを使って印刷していたのだけれど、よくよく見ると、Excelを使ってスコアシートの印刷をしている。
セルの中に計算式が組み込まれていて、エントリーナンバーを入力すると選手の名前が表示されるようになっていて、その他にコート番号とか、ブロック番号とかをリストから選択できるように� �られている。
スタッフの中心は女性なのだけれど、そのダンナさんが作ってくれたフォーマットらしい。
ところが、うっかり計算式の入っているセルでデリートキーを押してしまったようで、エントリーナンバーを入れても選手の名前をひっぱってくることができなくなってしまう。
うーん、自分で作ったシートだったら修復できるのだけれど、人が作ったものだから直せないよ…。
と、困っていたら、そのファイルを作った本人が登場して「そのファイルを保存しないでいったん閉じてから、もう一度開いてください」とのこと。なるほど、その手があったか(笑)
エアコンのきいた室内から試合の様子を見ていると、暑さで選手たちがどんどん疲弊していく様子がはっきりと見て取れる。
集中力の� ��れたようなミスが多発し、ラリーが途切れるたびに膝に手をついて息を整えなければならなくなり、表情がどんどんつらそうになっていく。
しかも、試合が進んで来ると、試合と試合の間の休憩時間がどんどん短くなっていかざるを得ないことになる。
「すみません。すぐに次の試合です。5分間だけ休憩をとったら、○番コートに入ってください」
ようやく試合が終わって、息も絶え絶えになった選手にこう伝えなければならなかったりする。
「もうダメです。もう勝てなくてもいいです。ごめんなさい、もう夏の大会には申し込んだりしません!」
受付窓口の前で、死にそうな表情をする選手が続出。
でも、コートに立つと、必死に勝つためのテニスを繰り広げるのですよね。
きっと、また夏の大 会に申し込んでくるのでしょう。
12時半までその仕事をしたところで、午後の部の当番チームがやってきたので、やっていた作業の引き継ぎをして、僕たちはお役御免となる。
けっこう楽しかったので、この仕事だったらまたやってもいいな。
▼お役御免になった時点で、目の前で非常にレベルの高い試合をやっていたので、観客席からその試合の続きを観戦することにする。
両方ともむちゃくちゃうまい。まったく、へぼいミスというものがない。強打をすることなく、きっちりコントロールされたボールの応酬が続く。
しかも、男性は相手の女性の方を狙い撃ちするというようなプレイがまったくない。あくまでも相手の男性と勝負をして試合に勝ちたいと思っているのだろうか。
もっとも、女性は� ��性でむちゃくちゃ上手な人なので、女性を狙えば勝てるという試合でもなかっただろうと思うが。
特に、ピンクのウェアを来た女性がむちゃくちゃ強くてかっこよかった。はっきりいって、今回の大会に参加している女性の中で、ダントツでかっこよかった。スタイルはバツグンにいいし、肌はこんがりと褐色に焼けていて、外見がずば抜けてステキだったのだけれど、その上、テニスがこれまたかっこよかった。サービスは強烈だし、バックハンドはむちゃくちゃ安定しているし、目の前から打たれたスマッシュにも反応して打ち返してしまうし。
はっきり言って、この人とシングルスをやったら、あっと言う間に負けてしまうことだろう。
なんというか、とっても男前なテニスをする女性だったのだ。
いやあ、 この男前のテニスには、惚れてしまいますね。
接戦の末に、6−4でピンクの女性のいるペアが勝利。
試合が終わった瞬間、思わず観客席で見ていたギャラリーから拍手が出てしまう。
ほとんど、これが決勝戦と言っていいくらいレベルの高い試合だったのでした。
あとで川口市テニス協会のホームページに掲載された試合結果を見ると、このピンクの女性のペアは、次が決勝戦だったのだけれど、相手ペアがリタイアしてしまったので、闘わずして優勝していた。おそらく、あまりの暑さで足が攣るかどうかしてしまったのだろう。
▼いったん帰宅して遅い昼食を食べてから、我が愛車ジョグ之助に乗って天沼テニスコートへ。
1時から5時までチームの仲間が練習をしているのに遅れて合流する。< br/> 2時40分頃にコートに到着すると、ふだんはシングルスなどしないI田さんとS井監督とがシングルスをしている。
コートの横では、完全にへたばったT橋さんがひっくりかえっている。
なんと、メンバーが3人しかいなかったので、仕方なくシングルスをやって、完全に体力を使い果たしてしまったということらしい。
この暑い中、よくまあ3人でやっていたものだ。
僕が到着して、ダブルスに切り替える。
そして、3時になったところで、さらに参加者が2名増えるのだけれど、3時半ぐらいになったところで雨がポツポツと降り出してきたかと思うと、あっと言う間に大降りになり、さらには雷音が轟きはじめる。
あわてて、本部前の屋根のあるスペースに撤退すると、本格的に雷がなりは じめ、「すぐにテニスを中止して、本部前に避難してください」とアナウンスが入る。
ふと気がつけば雷の中心部に位置していたらしく、四方八方で稲妻が走り、空気を引き裂く雷の音が轟き渡るというとんでもない状況となり、完全にテニスは中止。
うーん、結局、1時間もできなかったぞ。
雷がおさまったところで、土砂降りの雨の中、ぐしょ濡れになりながらジョグ之助にまたがって帰ったのだけれど、むき出しの顔や腕に当たる大粒の雨の痛いこと。
いやはや、強烈な太陽光線も痛いけれど、大粒の雨もとっても痛かったのでした。
2010.07.27(火曜日)
▼さいたま市テニス協会のホームページに秋季ダブルス大会の参加要項がアップされた。
またI井ちゃんとペアを組んで出場することになるのだと思う。どういうわけか、さいたま市のダブルスはすべて初戦敗退でまったく勝ちがないのだけれど、今度こそなんとかしたい。そのためには、I井ちゃんのスクール内でだけ強い内弁慶をなんとかしないといけないのだけれど。頼むよ。
▼先日の川口市ミックスダブルス大会でお手伝いした時、簡単な作業マニュアルがあった方が指示もやりやすいだろうと思って、ついつい作業手順書を作成して川口市テニス協会にメールで送付する。
なんておせっかいなヤツなんだ(笑)
でも、川口市テニス協会のWEB担当の方から丁寧� ��返事をいただいてしまう。恐縮です。
2010.07.28(水曜日)
▼夜、帰宅してボケーッとテレビを見ていると、川口テニス協会の理事長から電話が入る。
なんと、送付した作業マニュアルについて、じきじきにお礼の電話がかかってきてしまったのだ。
「忙しくて、細かいところまでてがまわらないんですよ」と言われ、ついつい「人手が必要な時は、いつでも声をかけてください」と答えてしまう。
ま、そういう仕事も嫌いじゃないからいいんだけどね。
2010.07.29(木曜日)
▼日曜日にテニススクールで開催されるシングルス大会にキャンセルが出て、参加者が2名足りなくなってしまったので、HORさんとY川さんに声をかけてもらえませんかと、スクールの支配人からメールが入る。
そこで2人にメールを� �すと、Y川さんはすでに日曜日に4時間テニスが入っているので無理だが、HORさんは無事に参加ということになった。
でも、まだ1人足りないじゃん。
▼夜、振り替えレッスンでテニススクールへ。
参加者は4人で、ひたすらネットプレイを中心のレッスンを受ける。だけど、相変わらず、ネットプレイはヘタッピなんだよなあ。しょもないミスが多いです。
ちなみに、このコマのコーチは細Dコーチといって、名が体を表わさない典型のような体型をしている。本人は「このラードの層の下には、たっぷり筋肉があるんです!」と主張しているが、ラードの分厚い層があるということが問題なんだと思うぞ。
そしたらこの細Dコーチ、今夜はなんと可愛らしいブタの絵の入ったTシャツを着て登場し� �。
ブタの絵の下には大きな字で「ブタボ」と書かれている。
えー、それってどう突っ込んだらいいんでしょうか?
自虐ネタですか?
そのブタボTシャツを見たK田コーチが「あいつ、昔はほっそりしてたのになあ」と、痛ましそうに言う。
痛ましそうに言われちゃいましたよ、細Dコーチ(笑)
「そんな前から知り合いなんですか?」
「だって、あいつ、オレの1年後輩だもん」
おおっ、そうだったんだ。
で、レッスンを受けていてふと気がついたのだけれど、細Dコーチ、ぜんぜん走ってないじゃん。届かないところのボール、ぜんぜん追いかけようとしてないよ。
手抜き?
試しにコーチと対戦した時、ドロップボールをちょんと打ったらぜんぜん追いつけてない。
� �れって、走ってないんじゃなくって、走れないの?(笑)
やっぱり、そのラードの層、多少はなんとかした方がいいと思うぞ。
2010.07.31(土曜日)
▼午前中はテニスのレッスン、午後は再びテニススクールでお楽しみのゲーム大会といういつもの土曜日。
午後のゲーム大会では、I井ちゃんとペアを組むが、4勝5敗と負け越してしまう。夜のために体力温存を意識したテニスをしたのがいけなかったのかなあ。
▼テニススクールから帰るなりシャワーを浴びて、浦和へ出て、所属するテニスチームの暑気払いに参加。
なんと5時半からスタートしているのだけれど(早すぎるよ!)、僕が到着したのは6時半になってからだ。先に飲み始めている連中に追いつくために、一気にアルコールを 喉に流し込む。
「よしださんは、ミックスの大会には出ないんですか?」と女性から聞かれて、「誰か組んでくれるなら出てみたいんだけどなあ」と答えるが、誰も組んでくれると言わないのはなぜ?(涙)
「よしださんと組む時には、余計なことはしないで、全部よしださんに任せた方がいいのよ。よしださんは自分の世界を作り上げたテニスをするから、余計な手出しは無用なの」
「えっ、なにそれ? ミックスの時には全部カバーするつもりで動くから、女性は自分の好きなようにしてくれていいのに」
「そうなんだけど、でも、やっぱり余計な手出しは無用なの」
なにそれ? ぜんぜん理解できないぞ。
10時まで飲んだところで、みんなを残して店を出る。
携帯をチェックすると「みんな待ってま� ��よ」「まだ〜? 早く!」とメールが入っている。はいはい、いまから向かうところですから、もうちょっと待っててね。
浦和から南浦和に移動。
はい、そうなんです。今日は暑気払いがもう1件入っていたのです。テニススクールの常連さんたちの暑気払いが南浦和で開かれていて、そっちに合流することになっていたのです。
ようやく店に到着すると、僕もいいかげん酔っ払っていたのだけれど、こちらもみんなけっこう出来上がっている。
ちなみに、明日はスクール主催のシングルス大会があって、それに出ることになっているんですけど。前回も、このメンバーの飲み会に出た翌日にシングルス大会に参戦して、全敗をくらってるんですけど。
でも、飲み会のメンバーの中に、明日のシングルス大会� ��出る人間がまだ他に2人いる。みんな、試合の前日にあまり飲むなよな(笑)
12時を過ぎてようやく解散。酔っ払ったU海さんを、同じ方向のメンバーのタクシーに無理やり押し込み、こちらは自転車で家に向かう。
すると、その途中でメールが入る。
「いまから東浦和の○○に行きますから。そのまま東浦和に向かってください。絶対、来てよ〜!!」
「無理!」
「来なきゃダメ!!」
こ、この酔っ払いどもがあ!
誘惑を振り切って家に辿り着くと、今度はメールじゃなくて電話がかかってくる。
「もう家に着いているんだから、無理なんだって!」
「うそっ!」
「うそじゃねえよっ!」
あとで聞くと、男2人、女2人で3時半まで飲んでいたのだとか。まったく、もう…。
2010.08.01(日曜日)
▼ゆうべは飲み会の前にウコンの力を飲んだのがよかったのか、ほとんど二日酔いにはならずにすんだ。
よかった、よかった。
▼午前中に、我が愛車ジョグ之助のオイル交換に近所の自転車屋へ行く。
我が家では、自転車もスクーターも、みんなこの自転車屋さんのお世話になっているのだ。
ジョグ之助は買って2年になるが、まだ走行距離は1700キロ程度にしかならない。たまの週末に、近場のテニスコートまでの足として利用しているだけなので、ほとんど走行距離は伸びないのだ。
その間にオイル交換は1度やっただけで、今回がようやく2度目。
点検については走行距離が5000キロになったところでやりましょうと言われる。
オイル交換をしてもらっている� �に、「戸田の方にM下さんてとこに嫁にいった親戚がいるでしょ。テニス仲間なんですよ」と話しかける。なんと、僕のテニス仲間の嫁さんがここの親戚なのだ。
「そうそう。しばらく前に会った時に、テニスで一緒になった人が自転車もスクーターもうちで買ってるって聞かされて、びっくりしましたよ」
前に一緒に飲んでいる時に判明してビックリしたのだけれど、いやあ、世の中狭い。
▼夕方の5時半からテニススクールでのシングルス大会に参戦。
先月は試合の前の日に飲み会を入れてしまい、二日酔いで参加して全敗をくらってしまったのだけれど、ぜんぜんその反省が活かされていない。バカか、オレは?
でも、今回はちゃんと飲む前にウコンの力を飲んだのだから、その部分だけは前回の反省が活 かされていると言えるのかもしれない(本当か?)。
スクールについて、まずはガットの張り替えをお願いしておいたラケットを受け取る。今回は、ちょいと仲間内で話題になっているバボラの新製品、RPMブラスト125(通称、バボラの黒いヤツ)を取り寄せて張ってもらっている。
テンションは55/52。少し緩めの方が威力を発揮するという話もあるので、いつもより気持ち緩めに張ってもらっている。
通常なら、練習で試し打ちをして、少し馴染んでから試合で使うのだけれど、今回はその余裕がなかったので、一気に本番投入だ。
参加者は12名。まずは、4名ずつでの総当たりのブロック予選がスタート。
そのブロック予選1試合目の対戦相手は、決勝トーナメント進出の常連メンバーでもある強豪� �O内さん。パワーテニスでがんがん打ってくる人だ。はっきりいって、むちゃくちゃ強い。僕に勝ち目はほとんどない。
ま、しょうがない。最初の試合は諦めよう。
そう思ったのだけれど、いざ試合が始まってみると、あれ? けっこう先行しちゃうじゃない。
一方的に負けるのかと思っていたら、いつの間にか5−2となっている。あとひとつで勝ちだよ。
でも、そうそう簡単には勝たせてくれない。そこからO内さんの動きががぜんよくなって、まったくラケットの届かないところにスピード違反のショットがガンガン飛び込んでくるようになり、あっという間に5−4と迫られてしまう。
しかし、そのあとなんとか踏ん張って6−4で勝ち!
おお!
バボラの黒いヤツ、けっこういいじゃん。< /p>
試合が終わって思い出したのだけれど、O内さん、スロースターターなのだった。対戦したのが1試合目で、なおかつO内さんの調子があがってくる前にゲーム数を稼いでおいたのがよかったということだろう。
どのような子についての情報はこれです
ブロック予選2試合目の相手は、超シコラーのSさん。
ちゃんとしたセルフジャッジができず、対戦するたびに不愉快な思いをさせられている相手だ。しかも、カウントのコールをしないために、必ず試合の途中でカウントが分からなくなる常連でもある。
どんなボールでもひたすら拾って返してくるテクニックは、賞賛に値するとは思う。
でも、試合をしていてぜんぜん面白くない。
なぜなら、いっさい攻撃してくることがなく、ひたすらボヨヨンボヨヨンというボールが返ってくるだけなのだから。
そのボヨヨンボールになかなか勝ちきれない自分も情けないが、精度の高い攻撃力を持った上級者以外は、みなこのボ ヨヨンボールを攻略しきれずに敗退してしまっているのである。
ちなみに、彼を相手とした僕の過去の戦績は2勝3敗で負け越している。悔しいけれど、本当に攻略の難しい相手なのだ。
このSさんに対しては、どんなボールでもことごとく全力で打ち込むという方針で試合に臨む。
はっきり言って、試合をしていてもぜんぜん楽しくないので、勝っても負けても構わないから、全部全力で打ち込んで、さっさと試合を終わらせようという非常に投げやりな作戦である。それでミスを重ねて負けたんだったら、それはそれでかまわないやという、本当に投げやりな作戦。とにかく、さっさと試合を終わらせてしまいたかった。
勝ちに執着するだけの気力の湧いてこない相手なのだ。
相変わらず微妙なボールに� ��るとセルフジャッジができないので、そういう時にはさっさと背中を向けてサイドを移動することにする。そうすると、「入ってないような気がするんだけどなあ」などとブツブツ言いながら、ジャッジをしないまま反対のサイドに移動する。
またしても「よく分からないから、インでいいです」などと、人の神経を逆撫でするようなジャッジをしたりもするが、それにいちいちむかついていてもキリがない。
ただし、カウントをコールしないでサービスを打ってくると、「カウントをコールしてください」と言ってサービスをやりなおさせる(1試合の間にこれが10回以上あったよ)。
ま、こちらのそういう態度は、それなりのプレッシャーをかけたことにはなったとは思うが、セルフジャッジがちゃんとできないのだ から仕方がない。
で、試合の方はというと、思いっ切り打ち込んで完全に打ち勝ったショットと、思いっ切り打ち込んでアウトさせたりネットにひっかけたショットとが交互に繰り返され、なんと5−5の一本勝負にまでもつれこんでしまう。つまり、相手にはほとんどテニスをさせず、こっちが一方的に点をとったり落としたりしているだけの試合をやってしまったということだ。
そして、5−5からの一本勝負は、思いっ切り打ち込んだスライスサーブでサービスエースをとってこちらの勝ち。
でも、勝ったけれど、ぜんぜん楽しくなかったなあ。
3試合目の相手は、中学生のS澤くん。
今日のS澤くんは絶不調で、あっさり6−1で勝利。
この時、隣りのコートでは息子の同級生のO内くんと� ��同じく大学3年生のT山くんとがものすごい試合をやっていた。ふたりしてとてつもないスピードのボールをガンガン打ち合う闘いで、とっても見応えがあったのだけれど、その試合の途中、サービスを打つなりT山くんがガックリと崩れ落ちて、そのまま立ち上がれなくなってしまう。
なんと、ギックリ腰をやってしまったのだ。
若いときにギックリ腰をやってしまい、そのまま無理をして完全に腰をダメにしてしまった経験者として、「2〜3日で動き回れるようになるだろうけれど、そこで無理をすると速攻で再発させて、そのまま一生腰痛と付き合うようになるから、医者がいいというまでは絶対に無理をするな」と、T山くんにきっちり釘をさしておく。
しかし、テニスを始めるまでは年に1〜2回はまった� �身動きできなくなるような猛烈な腰痛に悩まされていたのだけれど、最近はまったく腰痛で寝込むことはなくなった。
テニスは腰に負担の大きいスポーツと言われたこともあるのだけれど、でも、きっとテニスのおかげなんだろうなあ。
それはともかくとして、驚くかなれ、なんと全勝でブロック予選を1位通過してしまってではありませんか。決勝トーナメントに進むことすらなかなかできない大会だというのに。
しかも、1位通過したことで、決勝トーナメントはシードとなり、この時点で4位入賞が確定してしまう。おおっ、やったね。
そして、決勝トーナメントがスタート。
僕の相手は、決勝トーナメント初戦でサウスポーW辺さんを下したA家さんとなる。
実は、このA家さんとは、昨夜12 時までは南浦和で一緒に飲んでいた。
僕は12時で帰ったけれど、A家さんはその後、東浦和まで流れていって、午前3時半まで飲んでいたという。なんでそれでシングルスの試合に出て来れるんだ?
一緒に東浦和まで飲みに行ったT須さんからは、「たっぷりと飲ませて戦力を削っておきました」というメールが入っているのだけれど、ぜんぜん元気だぞ。本当に3時半まで飲んでいたのか?
で、このA家さんとの試合内容なのだけれど、ま、要所要所で僕の非常に素晴らしいショットが光っていたという事実を報告するだけにとどめておこう。
いや、本当に自分でも驚くほど素晴らしいショットが何本も決まっていたのだよ。ギャラリーから驚嘆の声があがるような、とってもとっても素晴らしいショットが何本も 何本も決まって、A家さんからポイントを奪ったのだよ。
でも、ゲームカウントは0−6のストレート負け(涙)
はい、部分的に素晴らしいショットがあったとしても、総合力ではぜんぜんかなわなかったのでした。
そして、3位決定戦。
相手は、大学3年生のO内くん。
この春にはさいたま市の大会に出て、Cクラスシングルス、Cクラスダブルスの両方で優勝している(ダブルスは僕の息子とペアを組んで出場している)。
はっきりいって勝てるわけがない。
なんでこんなヤツと試合をしなくちゃいけないんだ?(涙)
「いいか、こっちが5歩以上走るようなコースに打ち込むんじゃないぞ。5歩以上走ったりしたら、死んじゃうかもしれないからな。友だちの父親を殺すような立場には� ��りたくないだろう?」
対戦前にしっかりと脅しをかけておく。
なのに、なんで走らせる?
一度なんか、左に走らされた直後に右いっぱいに思いっ切り打ち込まれて、絶対に返せないと思ったのだけれど、かろうじてラケットが届いてヘロヘロ打ち返したら、またしても左にドロップショットを打たれて、必死に駆けつけて絶妙のアングルショットを打ち返して、それでもう絶対にポイントをとったと思ったのに、あっさりストレートに抜かれるなんて場面があって、そのたった一球で3度は死んでるぞ。
たくもう、ヘロヘロで死にそうになっているのが分からないのか? 手加減しろよ(涙)
結局、2−6で負け。
こんなヤツ相手に、どうやっても勝てません。無理です。
O内くんとの試合が終� ��ったところで、息子に「O内くんと3位決定戦を戦ったのだけれど、負けてしまったよ」とメールを打ったところ、速攻で息子から返事がもどってきた。
その文面はたったひとこと。
「ドンマイ」
なんかすげえむかつくぞ(笑)
隣のコートでは、A家さんと大きなI井さんが延々と死闘を繰り広げていて、最終的にA家さんが優勝を手にする。
T須さん、次からはもっと徹底的に飲ませなくちゃダメだよ。
なんと、この試合が終わった時、時間はすでに12時を過ぎて、8月2日となっていた。疲れるわけだよ。
帰宅して、シャワーを浴びて、むちゃくちゃ遅い食事をして、布団に入ったのが1時半すぎ。
ところが、神経が高ぶったままなので、どうしてもぐっすりと眠ることができない。
こういう時に、神経のクールダウンて、どうすればいいのだろう。
2010.08.07(土曜日)
▼午前中はスクールのレッスン。
参加者はなんと4名だけだ。
みんなして暑さにうだって、「なんでみんな来ないんだよお!」と文句を言ってばかり。
普段なら人数が少ないとたっぷりレッスンが受けられるので嬉しいのだけれど、こう暑いとあまりにもしんどくって参加者の少ないのが恨めしく思えてしまう。
今日はガットを「バボラの黒いヤツ」に張り替えて初めてのレッスンなので、あれこれ試してみる。
結果、かなり気に入りました。
思いっ切り打っても感触が柔らかく、ガッツンガッツンという衝撃が感じられない。
しかも、きっちりドライブ回転のかかった超スピードボールを打つことができる。
すべて全力派(笑)の僕には、けっこ� ��向いているガットではないでしょうか。
おかげで、何度もコーチのラケットをぶち抜くパワーショットを打つことができました。
でも、暑い。
▼午後は大宮第2公園でN濱さん主催のシングルスゲームを2時間。
参加者はN濱さん、HORさん、それに僕の3人。
この猛暑の中、3人でシングルスというのはけっこうしんどい。
午前中のいい感触があったので、その勢いでガッツンガッツン打つつもりだったのだけれど、ぜんぜんきれいにショットできない。軽くあわせていったつもりのボールもかたはしから後ろにアウトしてしまって、なんだかコートが小さいんじゃないの!と言いたくなるような場面の連発(涙)
しかも、暑さに負けて、まるっきり集中力を欠いてしまい、N濱さん相手に� �敗をくらいまくってしまう。
午前中のパワーショットはいったいどこへ行ってしまったのだろう?
ああ、早く涼しくならないかなあ。
2010.08.08(日曜日)
▼9時から13時まで舎人公園での炎天下テニスに参加。
ちょっと曇ると多少は楽になるのだけれど、太陽が顔を出すととたんに死にそうな気分になる。
前半は基本練習、後半は女子高生3人組と一緒にダブルスゲーム。
この3人がむちゃくちゃ強いのだけれど、今日はフォアサイドからのスライスサーブがむちゃくちゃ調子がよくって、サービスエースをとりまくって5連勝。何度も何度もスライスサーブでエースをとられて、とっても悔しそうな顔をされてしまうが、たまにはそういう日があってもいいでしょう。
▼この� �大丈夫日記」から、テニスに関する記述のある日の日記を抽出した「46歳からのテニス」が電子書籍になり、ついにそのダウンロードが開始された。
電子出版に進出することになった某出版社から、無料でダウンロードできるコンテンツとして僕の日記を提供してもらえないかという話があり、それに応じて実現したものです。
まだ、サイトは仮オープンということなのですが、すでにダウンロードは可能ということなので、もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ダウンロードしてみてください。
以下のサイトから無料でダウンロードできます。
僕が46歳でテニスに手を出してから、ずぶずぶはまっていく過程のすべてがここにあります。
ちなみに、今回出たのは「前編」で、このあと「後編」「� ��編」と出ることになっています。全部で1200ページを超えるらしいです(汗)
いったい、誰が読むんだ、そんなもの?
担当者は大森望さんの日記のボリュームを超えた!とか言ってるけど。
ただし、現状ではiPadもしくはiPhoneがないと読めないんだよなあ。
なんともはや、むちゃくちゃ狭い世界でのビジネスなんだけど、本当に電子出版て、ビジネスとして成立するんですか。
ま、いずれにしても、僕には読めないわけです(わはは)
2010.08.09(月曜日)
▼さいたま市秋季シングルスのドローが出た。
僕の試合があるのは9月18日。Y川さんと一緒だ。
同じ日にチーム弁慶のI井ちゃん、HORさんの試合もあるのだけれど、会場はみんなバラバラ。なぜかみんな前回と同じ会 場だなあ(笑)
前回に引き続いてむちゃくちゃ近いコートを引き当てたHORさんのくじ運の強さには呆れてしまう。
それに比べて、うちの息子のくじ運のなさにも呆れ返ってしまう。みんなの試合がすっかり終わった25日の荒川南。前回も荒川南だったけれど、このコートは、場所が極端に遠い上に、イレギュラーのめちゃくちゃ多いクレーコートなのだ。よっぽど普段のおこないが悪いんだなあ。
さあ、頑張るぞ!
2010.08.12(木曜日)
▼村上龍『テニスボーイ・アラウンド・ザ・ワールド』講談社文庫を読了。
1985年から1987年にかけての、世界でもトップクラスのテニスの大会を観戦してまわった記録。
当時、特にテニスに興味を持っていなかった僕にしてみれば、名前は知っているけれど…という選手と、名前すら知らない選手がほとんど。それでも、村上龍のテニスに関する様々な考察に共感できる部分も多くあり、けっこう楽しく読めてしまった。
本書の中で、村上龍はルコントという選手を気に入って追いかけているのだけれど、このルコントという選手のプレイスタイルがレベルは月とすっぽんではあっても、僕に似ているような気がする。つまり、理論ではなく感性でプレイをしている選手なのだ。� �れゆえ、調子がいい時にはむちゃくちゃ調子がいいし、崩れるとボロボロ。しかも、負けてもそれはただ単に調子がよくなかっただけなので、どうして負けたのかという分析ができない。うーん、共感できてしまうなあ。
2010.08.13(金曜日)
▼休んだ時の振り替えで、夜の9時50分からのレッスンを入れてテニススクールへ。
鬼のいぬ間というわけではないのだけれど、Y川さんやHORさんのレギュラークラスだ。Y川さんとHORさんは、横浜の方まで試合をしに行っていてお休みなのだ。
しかし、なんなんだ、このクラス?
僕の属しているクラスより1ランク下のクラスのはずなのに、やたらと生徒のレベルが高いじゃないか。ちょっと油断すると、簡単にストレートを抜かれてしまう。
以前から、このクラスは生徒がコーチに直訴してシングルスをメインに指導するクラスになっていたと聞いていたのだけれど、なるほど、レッスン内容もシングルスに役立つような内容に特化している。
が、コーチが 鬼のように生徒を走らせるのに、呆れ返ってしまう。学生の部活動じゃないってのに。
あっと言う間に息があがってしまって、思うようなプレイができないじゃないか。
なるほど、このクラスならY川さんがどんどん強くなるわけだよ。
2010.08.14(土曜日)
▼今日はお盆のためにスクールのレッスンはお休み。そのかわり、午前と午後にお楽しみのゲーム大会が開催されることになっている。
そこで午前の部に参加すべくスクールに顔を出すと「午前中はI田さんしか申し込みがないから、2人だけなんだけど」と言われてしまう。
「でも、シングルスだったら、2人で7セットはできちゃうね」
いや、あっさりと言ってくれちゃうけど、できるわけがないでしょ。
「できるよお」
できるわけがないっての。時間的に可能でも、体力的に無理だって。
「あ、そうか」
たった2人で3時間も延々とシングルスをやるなんて、絶対に無理だってのに。
結局、あとからやってきたI田さんと二人して、午後の部に変更し てもらうことにする。
▼お昼を食べたところで、テニススクールへ。
今日もI井ちゃんとペアを組んで、ほとんど休みなしで4ゲーム先取のダブルスゲームをやる。
結果は7勝2敗と大きく勝ち越したのだけれど、どうも内容的にはいまいちだった。
休みなしで試合をやったもので、途中でへたばってしまい、むちゃくちゃ精度が落ちたプレイばっかりとなってしまったからだ。
インドアとはいえ、やっぱり暑いので、休みなしのゲームはしんどい。
もう少し体力をつけなければいけないなあ。
2010.08.15(日曜日)
▼今日はむちゃくちゃ暑かったのだ。とてもじゃないけれど、戸外でスポーツなんかやってしまってはいけない天気だったと思う。
だけど、その灼熱の炎天下で、午後の1時から4時間もテニスをやってしまう。
毛長川庭球場という川口市のテニスコートが抽選でとれてしまったので、やるしかないのだよ。だって、せっかく抽選でとれたコートを使わなかったら、もったいないじゃないか。
参加者は、Y川さん、A池さん、HORさん、S井監督、そして遅れてやってきたS良さん。
乱数表でペアの組み合わせを決め(ただし、途中からは乱数表を無視)、4ゲームオールのダブルスゲーム(ただし、2−2になったら決勝ゲームを追加)をやったのだけれど、とにかく もうむちゃくちゃに暑い。どうにもこうにも我慢できないくらい暑い。
そして、僕はというと、常に「暑いのが苦手」と公言し続けている人間なのだ。今日一緒にやった人は、深く深くそのことを納得してくれたことと思う。
なんたって、まったく動けなかったのだ。
ただ単にコートに立っていただけという状況。ほとんど、ひからびたミイラがコートに立っていただけという程度の存在でしかなかったのだ(Y川さんによると、道端に落ちているセミの抜け殻のようだったとのこと)。
結果は、Y川さんとHORさんの圧倒的な勝ち。彼らは一昨日、横浜の方の試合に出て、その時の絶好調の感覚が持続したままだったらしい。ふたりともみごと8勝している。
しかも、この2人がペアを組んだ試合は、す� ��て勝っているではないか。
それに比べてだらしがないのが、僕とS井監督の2人。
50歳を超えると、てきめんに暑さに弱くなってしまうということがこれで明らかになった(ふたりとも52歳なのです)。
遅れてやってきたS良さんからアイスキャンディの差し入れがあったにもかかわらず、近所のスーパーまで行って追加のシャーベットを買ってきて食べていたのは、この2人だったのでした。
A池さんは、もうちょっとというところで悲願の勝ち越しならず!
もちろん、足を引っ張ったのは監督と僕の二人(笑)
ま、今日は仕方がないよね。
2010.08.16(月曜日)
会社で、「昨日は暑かったねえ」という会話をしていた。
ある人は、「昨日、街を歩いていて、救急車を3回も見ましたよ」と言う。
熱中症で救急車の出動が多かったのだろう。
僕が言う。
「昨日、テニスをやっていて、三途の川を3回は見ましたよ」
はい、間違いなく見ました。
川の向こうから、じいちゃんが手を振っているのが見えました。
ほんと、昨日は死ぬかと思ったよ。
2010.08.20(金曜日)
▼夜の7時から、赤羽でテニス仲間の暑気払い宴会。
LaBOLAテニスという、テニスの好きな連中の集まるSNSで知り合った仲間での宴会だ。
群馬からも神奈川からも、遠路はるばると集まってくる。
テニスのレベルに関しては色々なのだけれど、テニスが好きというだけで仲良く盛り上がってしまう。
宴会の制限時間は2時間だったはずなのだけれど、店の人間が何も言わないので、そのまま10時まで飲み続けてしまう。
2010.08.21(土曜日)
▼午前中はテニスのレッスン。
今日もむちゃくちゃ暑くなるらしいのだけれど、朝のうちはまだ多少は楽だ。
先週の毛長川庭球場でヘロヘロのテニスをやった後遺症がまだ残っていて、なんともシャキッとしないテニスをやってしまう。
思いっ切りボールを追いかけて走ったりということができない。
疲れているのかなあ。
▼ふたたびテニススクールに行って、お楽しみのゲーム大会に参加。
今日もI井ちゃんとペアを組む。
最初のうちはこちらの調子もよくなかったのだけれど、相変わらずチャンスボールをI井ちゃんが決めてくれず、逆に相手にチャンスボールを何度も献上したりして、あっと言う間に3連敗をくらってしまう。
そこで、サービ� ��リターンの時に「次はストレートを抜いてみてくれ」と指示を出す。
I井ちゃんは、相手の意表をついてストレートを抜くなどということを一切しないので、相手は安心してポーチに飛び出してきて、あっさり打ち込まれたりしているのだ。
それが突然ストレートを打ってきたのだから、完全に相手の裏をついてポイントをゲット。
そのあたりから、流れが変わってくる。
ダブルスは丁寧につなぐだけでは勝てない。ミスってもいいから攻めるべき場面ではきっちり攻撃をするという意識が、多少なりともI井ちゃんに身に付いてきたのではないだろうか。
そうなると、僕としても無理な攻撃をしなくても、つなぐべき場面ではきっちり繋いで、I井ちゃんがチャンスボールを決めてくれるようにゲームを組� ��立てるということもできる。
その後、I井ちゃんは何度もサービスリターンでストレートを抜いてポイントを決めたし(もちろん、そこでミスった場面も何度もあったけれど、それはかまわないのだ)、思いっ切りのよいショットで相手からポイントを奪うということも何度もあった。なんだ、そういうボールも打てるんじゃん。
最終的に4勝5敗と負け越してはしまったけれど、多少は今後の展開に希望の持てるゲーム内容だったのではないだろうか。
2010.08.22(日曜日)
▼休んだ日の振り替えで、昼過ぎにテニススクールへ。
日曜日の日中に「ゲームレッスン」という時間があり、90分間、コート2面を使ってペアを入れ替えながら、休みなしで4ゲームオールのダブルスゲームをやり続けるのである。
今日は夕方から試合があるので、少しラケットに触れておいた方がいいと思って参加したのだけれど、あまりの暑さに体力を使い果たしてしまう。さすがに90分間休みなしというのはきつい。
汗みどろになってインドアコートから外に出ると、外の方が温度が低くて気持ちがいいではないか!
クーラーをフル回転させてもこれなんだもんなあ。
▼夕方の5時半から、スクールでのシングルス大会に参戦。
今日の大会は、上位の2ラ� ��クが出場できないという大会なので、出場者のレベル差はほとんどなく、全員に優勝の可能性があるという大会なのだけれど…、相変わらず僕が最も苦手とするSさんが出てきているではありませんか(超シコラーというだけでも苦手なのに、セルフジャッジができなかったり、途中でカウントが分からなくなったりして、色々な意味で苦手)。
で、スクールについてクジを引くと、またしてもSさんと同じブロックになってしまう。
なんで?
なにか悪いことでもしましたか?
コーチからは「神の与えた試練です」と言われたけれど、そんな試練なんかいりません。
しかも、もうひとり、僕のダブルスの相棒でもあるシコラーのI井ちゃんも同じブロックとなってしまう。なんで、同じブロックに半端でない� ��コラーが2人もいるかね。
さいわい、もうひとりのS野さんはガンガン打ってくるタイプだから、楽なんだけれど。
5時半に大会スタート。
1回戦はSさん対I井ちゃんというシコラー対決。
むっちゃくちゃ時間がかかる対戦が、しょっぱなに行なわれるとは…(ため息)。
でも、このところ、ダブルスを組むたびにI井ちゃんに攻撃的なテニスを要望していたことが実を結んだか、けっこうI井ちゃんが積極的なテニスを展開している。
なんと、隣の試合が終わった時点で4−3まで試合が進んでいるではありませんか!
この2人の試合にしては、驚くほど早い展開だぞ。
結局、この試合は6−5でSさんのシコリ勝ち。
隣りの2試合目はまだ終わっていませんでした。
絶対� ��隣で2試合終わるまでは、こっちの試合が終わらないと思っていたのに。
2回戦目は僕とS野さんの対決。
大変申し訳ないが、このあと、むちゃくちゃしんどい試合が控えていることが分かっていたので、体力温存をはかったテニスをさせていただく。
すると、僕の調子がいまいちよくなかったこともあって、S野さんに先行されてしまう。
うっ、S野さん、短期間にかなり上達しているではありませんか。
3−4と先行されたところで、少しテンションをあげて6−4と逆転勝ちをさせていただく。
試合は予想以上に長引いてしまったけれど、なんとか体力温存ははかることができた。
3回戦目は試合を終えたばかりのS野さんとI井ちゃんの対決。
これは6−0で危なげなくI井ちゃ んの勝ち。
そして4回戦目、いよいよ僕とSさんの試合だ。
ああ、しんどいなあ。
めんどくさいなあ。
非常に後ろ向きなわたしなのであります。
できれば、この試合、パスしたいというのが正直な気持ちでありました。
そしたら、Sさん、サービス練習を2本打ったところで、両足の太ももがけいれんを起こしたと言って、試合をパスしてしまったのです。
えっ、サービス練習を2本打っただけで両足がけいれんて…?
なに、それ?
だけど本人は「ごめんなさい。もう試合はできないので、帰ります」とか言っている。
けいれんがおさまらないので、おさまるまで待ってから帰ると言って、コートの隅の方にひっくり返ってしまうではありませんか。
不戦勝だよ。
う� �ん、試合はしたくなかったのだけれど、これはこれで納得いかないなあ。
仕方なく5回戦目、僕とI井ちゃんとの対決だ。
いまいち思うようなショットが打てなかったのだけれど、とにかくパワーで押していって強引に6−3で勝ち。
むちゃくちゃ走らされたのだけれど、死にそうになりながら必死に走り回って、崩れた体勢からでもかまわず思いっきり打ち込んで、シコラーを撃破したという試合でありました。
体力が残っていなかったら、絶対にできない試合だったな。
とりあえずは、Sさんがパスをしてくれたおかげというわけだ。
さて、これでブロック予選が終了となるはずだったのだけれど、隅の方でひっくり返っていたSさんが「けいれんがおさまったので、試合をします」と言い出し� �、S野さんとの対戦がスタートとなる。
まわりにいた他のメンバーは、さすがに「えっ?」という表情をしていたのだけれど…。
そして、さっきまで顔をひきつらせてひっくり返っていたとは思えない快調なフットワークで6−1でS野さんに勝って、決勝進出を決めてしまう。なんじゃ、そりゃ。
さっきまで自分が決勝に進出するつもりでいたI井ちゃんは、「足がけいれんしたなんて、ウソですよ。よしださんと試合をすると疲れるし、負けるから、ウソをついて試合を逃げて体力を温存したんですよ。そもそも、いったん試合を棄権しておいて、そのあとでまた参加するなんて、そんなことが許されるんですか?」と、さんざんブーたれている。
確かに、いったん棄権を宣言して帰宅すると言っていた人間が� ��び試合に参加するというのは、一般的にはあり得ない。常識あるテニスプレイヤーだったら、そんなことはしないだろう。
まったくもって、毎度毎度、いろいろと不愉快なことをしでかしてくれる。
私はこのもうクラブ音楽をやりたいいけない
そして、なんとなくモヤモヤした気分のまま始まる決勝トーナメント。
その初戦は、僕と中学生のS澤くんの対決。
いままで、何度も対戦して、そのたびに僕が先行するものの、途中で体力が切れて失速して逆転をくらい、いつのまにかフルゲームを戦うハメに陥っているというような試合ばかりだったのだけれど、なんと今日もまったく同じ展開となってしまう。
最初のうちはこちらも元気だったので、サービスエースを連発して「こんなサービス、返せないよお!」とさんざん泣かせてやったのだけれど、4−1となったところで、突然にガス欠となってしまったのだ。
S澤くんにもそのことがはっきり分かったら� ��く、試合が終わったあとで聞いてみたら「だって、それまでは「ドワッ!」とか叫びながらサービスを打っていたのに、急に黙り込んで打つようになっちゃったんだもん。あっ、体力が終わったって、誰にでも分かるじゃん」とか言われてしまったのだけれど、ま、そういう状況になって、あっという間に追い上げられて5−5となってしまったのでした。
ああ、またかよ!
しかも、息はゼーゼーと完全にあがっているし、立ちくらみもおきるし、完全にエネルギーが切れてしまっている。
そして、最後のゲーム。僕のサービスサイドだ。
最後のエネルギーを振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース!
ふたたび気力を振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース!!
みたびなけなし� ��気力を振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース!!!
残りカスとなった気力を振り絞って、必死のサービス。
ダブルフォールト(笑)
で、抜け殻となったまま、思いっきりのサービス。
サービスエース!!!!
わっはっは、どうだあ! サービスだけで最後のゲームを奪ってしまったぜ。
しかも、最後のサービスはS澤くんに空振りをさせるという我ながら見事なサービスで、S澤くんはそのままコートにうつぶせにひっくり返って、起き上がってこようともしない。
ふっ、中学生はさっさと家に帰って夏休みの宿題でも仕上げなさい。
泣きながら宿題の日記に「今日はテニスの試合でボコボコにされました」とでも書きなさい(笑)。
続いて問題のSさんとHORさん� ��の試合。
HORさんは、ブロック予選を全勝で勝ち抜いてきていて、絶好調だ。
そして、僕はこの勝者と決勝戦を戦うことになるので、ぜひともHORさんに勝って欲しいのだけれど、これはどう考えても難しい。
なぜなら、Sさんと試合をすると、HORさんは途中で飽きてしまって、試合を放り出したようなプレイになってしまうからなのだ。
で、やっぱり予想通りの展開になって、6−2でSさんの勝ち。
ま、Sさんとの試合、途中でイヤになって放り出してしまうのはHORさんだけではないのだけどね。
ちなみに、Sさん、足がけいれんしていた気配などかけらもなく、とっても元気に走り回っていました。
というわけで、決勝戦は僕とSさんの対決となった。
しばしの休憩時� �をとってもらってからコートに出たのだけれど、Sさん、いっこうにコートに出てくる気配がない。
この時点で、もう僕にはやる気がなくなっていた。
なんだろう?
ぜんぜん闘志が湧いてこないのだ。
勝ちたいという気持ちがぜんぜん出てこない。
前回もそうだったけれど、今回は前回にまして、どうでもいいという気分になっている。気分は完全に投げやり。
ようやく出てきたSさんと試合が始まるのだけれど、HORさんどころではなく、最初っから試合を放り出したようなプレイしかできない。
丁寧につないでチャンスを待とうとか、どうしてもそういう気持ちになれないのだ。
かたっぱしから思いっきりボールを叩いて、オーバーしたらオーバーしたでかまわないというプレイ以外� �まったくできない気分になってしまっていたのだ。
まさに「勝ちたかったら、勝手に勝っていってください」と言わんばかりの戦い方だ。
すべてのショットが全力で、それ以外のことはまったくしなかったので、決まれば圧倒的だけれど、1本決まる間に3本はミスをしているので、勝てるわけがない。
結果は2−6で負け。
なんだか、負けてもぜんぜん悔しくない。ただただ後味が悪いだけ。
結局、棄権して帰ると言っていた人間が優勝してしまったのだけれど、なんだか「どうでもいいや」という気分。
まだまだ精神修行が足りないなとは思うのだけれど、無理して楽しくもないテニスをしなくてもいいや、とか思ってしまう。
本人は優勝できたことがよほど嬉しいらしく、「いやあ、ラッキ� ��だったなあ」とか「勝てたのは偶然ですよ」などとにっこにこしているのだけれど、それがまたこちらの神経を逆撫でする。ラッキーでも偶然でもねえよ!
この大会は、どうせ次回もSさんが出てくるのだから、今回を最後にしてもう出ないことに決めてしまう。とにかく、この人とは二度と試合をしたくない。
不愉快な思いをすることが分かっているのに、お金を出して参加することもないだろう。
▼帰宅してトイレに入ったら、血尿かと思うようなむちゃくちゃ凄い色のオシッコが出てびびる。
おそらくは、オシッコになるべき水分がことごとく汗として体外に出てしまって、めちゃくちゃ濃縮されたオシッコとなっていたためだろう。
しかし、僕が毎晩飲んでいるコレステロール値を下げるための薬の 副作用として、まれに筋肉が溶けてオシッコとなって出てしまうということがあるらしく、茶色いオシッコが出たら薬の服用を中止するようにと言われていたのだ。もしかしたら…なんて思うと、めちゃくちゃびびるではありませんか。
翌朝、ごくごく普通のオシッコが出て、ようやく胸を撫で下ろすことになるのだけれど。
また、久しぶりに体重計に乗ったら、65キロ台になっていてびっくりしてしまう。通常なら、70キロ前後なのだけれど。
この夏の猛暑のせいでやせてしまったのだろうか?
それとも、体重計が壊れているのだろうか?
夏やせにしては、いくらなんでも体重が減りすぎだもんなあ。
嫁さんから「それはテニスのやりすぎのせいでしょ。少しは自分の歳を考えて、控えなさい」と怒ら� ��てしまう。
2010.08.29(日曜日)
▼朝の9時からなら多少は涼しいだろうと思って、シングルスのテニスオフに申し込んだのだけれど、会場の青木公園まで行って、うかつに申し込んでしまった自分の愚かさを心から後悔する。
ぜんぜん涼しくないじゃん!
むちゃくちゃ暑いじゃん!
ヘタすると、またセミの抜け殻になっちゃうよ。
主催者のT見さんと軽くアップしただけで、あっさり息があがってしまう。
うわっ、やばいっす。
さいわい、試合ルールはさほど過酷ではなかった。
なにせ、2時間で4人の総当たりをやろうというのだから、そうそう本格的なことをやれるわけがない。
試合ルールは5ゲームオールのノーアドルールというもの。つまり、どんなに競った試合になっ� ��も、5ゲーム以上はやらなくていいのだ。
そして、2−2になった時には、4ポイント先取のタイブレークをやればいいのだという。
それなら、かろうじて体力ももつかもしれない。
ジャンケンで順番を決め、僕が1番となり、2番の人と試合をスタート。
いまいちデキはよくなかったのだけれど、なんとか3ゲームを先にとって勝ちが確定。
気力が続いたのはそこまでで、あとは暑さにめげてガクッとテンションが下がり、2ゲームを連取されてしまう。
きっと、続けていれば試合をひっくり返されて僕が負けていただろうけれど、5ゲームオールというルールに助けられて僕の勝ち。
この2番さんは、今日の主催者のT見さんのオフに月いちぐらいのペースで参加しているとのこと。
続いて3番さんとT見さんの試合があり、勝っているように見えたT見さんが負けてしまう。
このT見さん、一見それほど強いように見えないのだけれど、きれいに面を作って根気よく丁寧にコースをついたボールを返してくるタイプで、試合が終わってみると勝っているということの多い人なのだけれど。
次は僕と、いま勝ったばかりの3番さんとの対決。
この3番さん、T見さんに勝っただけあって、けっこううまいテニスをする。
特にくせ者なのがドロップショットだ。
絶妙なタイミングでドロップショットを打たれ、何度もネット前まで走らされてしまう。
T見さんも、このドロップショットで何度もポイントをとられていたのだ。
が、僕は、そういうボールを執念深く追いかけるタイプ なのだ。
たとえ間に合わないと思っても、とにかく全力でダッシュして追いかけるのが僕のプレイスタイルなのだ。
おかげで、人より余計に疲れるのだけれど、時には思いもかけず間に合ってしまうということもある。今日だって、絶対に無理と思ったボールに何度も追いついて、ポイントに結びついていた。
そして、サービスの調子もよかった。
おかげで、なんとか相手にくらいついていって、気がつけば2−2で、ミニタイブレーク突入となる。
そして、なんとかこのタイブレークをものにして、3−2で勝利!
2連勝!
でも、かなり消耗したぞお!
2番さんとT見さんの試合が始まるが、こっちは休憩をとるのに精一杯でよく見ていなかったのだけれど、たぶんT見さんが勝っていた� ��だと思う。
そして、T見さんとの対決。
絶好調のサービスでしょっぱなのゲームをキープして、続くゲームも流れにのってブレイクする。
おおっ、もしかするとT見さんにも勝っちゃうよ。
続くゲームも絶好調のサービスでポイントを連取して、あっと言う間に40−0。あと1本で勝ち。
ところが、ここからT見さんのみごとな粘りで、ゲームをひっくり返されてしまう。納豆を食べてきたのか?
なんと、絶対に決まったと思ったフラットサービスまで返されてしまう。
次のゲームもキープされ、2−2でミニタイブレークに突入して、これをストレートで落として負け(涙)
ううっ、このT見さんに勝てたら、市民大会のランクをBクラスにアップしてもいいかもとすら思っていたの� �。
かくして、2時間のオフは2勝1敗で終了。
今週は、この2時間だけでテニスが終わる予定だったのだが…。
▼テニスオフの帰り、汗に濡れたシャツを着替えるのを忘れたままスクーターに乗って、お腹が冷えてしまう。
それなのに家に帰ってから冷たいシャワーを浴び、アイスクリームを食べ、ギンギンに冷やしたぶどうカルピスを飲み、氷をたっぷりと突っ込んだ麦茶をがぶ飲みし、最後に冷やしソーメンを食べたら、完全にお腹を下してしまう。そりゃ、そうだ(涙)
だが、そこに、スクールで一緒しているA家さんからメールが入る。
「3時から健康福祉村のコートがとれたので、いらっしゃいませんか?」
すでに残っていた体力のすべては体外へと排出された後だというのに、気がつく と「行きます」と返信メールを出して呆然としているバカがひとり…。
はい、3時から2時間、めいっぱいミックスダブルスをさせていただきました。
宿敵A家さんをもうちょっとで仕留められるというところまで追い詰めるも、逆転負けをくらうこと2回。
でも、自慢のサーブはことごとくリターンエースの餌食にしてやったし、ストローク合戦でもかたはしから打ち勝ち、けっこうおいしい展開の試合でありました。
それでもひっくり返されて負けてしまうところ、まだまだ詰めが甘いんだけどね。
ちなみに、3試合目はもうボロボロで、一方的に負けてしまったのでした。トホホ。
2010.09.03(金曜日)
▼夜は南浦和の居酒屋さんにて、テニススクールの常連さんたちが集まっての飲み会。
地元での宴会は楽でいいなあ。南浦和だったら、自転車で帰ることもできるし。
さんざん飲んで自転車で帰る途中、「いま東浦和の飲み屋にいるから、そのまま東浦和まで自転車を走らせろ!」というメールが入る。
またかよ!
さすがに付き合いきれないので、無視して帰宅。
2010.09.04(土曜日)
▼午前中はテニスのレッスン。
相変わらず暑い。グリップが汗でぬるぬるして、ボールを打った瞬間に滑って気持ち悪いぞ。
▼午後は再びテニススクールに戻ってお楽しみのゲーム大会。
相変わらずI井ちゃんとペアを組む。
さいたま市のダブルスにペアを組んで出るので、少しでも練習をしておかなければ。
今日はしょっぱなの1試合をストレートで落とすが、あとは全勝。7勝1敗という好成績で終わる。やったね。
I井ちゃんがけっこうネット際での攻撃をするようになってきているので、助かる。
今後もこの調子で頑張っておくれよ。
2010.09.05(日曜日)
▼夕方からスクールで月例のシングルス大会に参戦。
定員は12名なのだけれど、今回は直前でのキャンセルが続出してしまい、10名での開催となってしまう。
いつもは4名ずつのブロックに分けて総当たり戦をブロック予選として行なうのだけれど、おかげで5名ずつに分けての2ブロックでの総当たり戦となる。
僕の方のブロックになったのは、O内さん(パワーテニスに精度が加わり、まったくかないません)、Bさん(オーソドックスなスタイルのテニスでありながら、穴がまったくありません)、T山くん(目にもとまらぬスピードのボールをガンガン打ってくる大学3年生)、O内くん(同じくガンガン派の大学3年生。息子の中学生時代からの友だち。同姓のO内さんが同 じブロック内にいるので紛らわしいのだけれど、「さん」と「くん」で区別します)。
えー、このメンツを見た瞬間、全敗を覚悟しました。
勝てるわけ、ないじゃん。
過去勝ったことのある相手はO内さんとT山くん。
でも、どうやって勝てたのか、自分でもよく分からない。
だって、勝てるわけのない相手なのだから。
特にT山くんとは過去に3回対戦して3回とも勝っているのだけれど、どっからどうみても実力はT山くんの方が2ランクは上。なんで、勝ったんだ?
一方、もう片方のブロックには大きなI井さん(無敵!)、HORさん(お馴染み)、Sさん(二度と対戦したくない!)、ニンジャI田さん(手強い!)、M藤さん(シングルス初挑戦)という顔ぶれが揃った。
どう� ��えても、僕のいるブロックの方が厳しいぞ。
ま、Sさんと対戦しないで済むだけ気は楽というものだが。
僕の初戦の相手はT山くん。
「ぼく、よしださんに勝ったことないんですよね」
なんとも弱気なことを言っているが、どこからどう見ても彼の方が強い。
実力通りの試合ができれば、確実に瞬殺されてしまう相手なのである。
なのに、今日も接戦となる。
なぜ、そこで接戦になるんだ?
しかも、途中からサービスをスライス回転を重視したものに変えてきたのだけれど、これがフォールト連発で、しかも入ってきてもスピードが乗っていないので、それほど効果がない。
ごく普通のサービスを打ち、ごく普通にラリーに持ちこめば、楽勝なはずなのに。
結局、6−3で僕の勝� ��。
試合が終わったあとで「なんであそこでサービスを変えてくるのさ。最初のサービスで、普通に打ち合いをすれば間違いなく勝てるのに」と、余計なアドバイスをしてしまう。
そのアドバイスが効いたのか、そのあとでO内くんと試合をしている時には、迷いのないものすごい打ち合いをふたりで繰り広げていた。
もし、自分が対戦した時に、あの勢いで打たれたならば、まったくかなわないぞ。
2試合目の相手はO内くん。
なんで、若者2人を相手に連続で試合をしなければならないのだ?
2人とも、息子と同じ歳だぞ。
「いいか、こないだも言ったように、年寄りを走らせるようなマネをするんじゃないぞ。ヘタに走らせると、年寄りは死んじゃうんだからな。友だちの父親を殺したりした� ��、寝覚めが悪いぞ」
試合前にさんざん脅かしておく。O内くんは、中学生の時からの息子の仲良しさんなのである。
「やめてくださいよお」
本気でいやがっている。
ふっふっふ、おじさんはな、君が中学1年生で初めて出た時の試合のことだって覚えているのだよ。負けて、コートの裏にうずくまってベショベショ泣いていたのは誰だったかな(笑)
しかし、これだけ言ってきかせても、人を走らせるんだからなあ。
初戦だけでたっぷり体力を消耗しているというのに。
だけど、おじさんだって頑張るのだ。
コーチから「ムダに力が入っている」と言われる渾身のサービスで、何本もサービスエースを奪う。フォアサイドから外に逃げるスライスサーブでノータッチエースを奪い、デュースサ� ��ドからはコーナーを狙ったフラットサーブでサービスエースを奪う。
でも、この渾身のサービス、けっこう体力を消耗するんだよなあ。
そして、自分でも驚くほど絶妙のドロップショットを何本かネット前に落としたのだけれど、なんでそれに間に合いやがる! おじさんたちだったら、絶対に間に合わないぞ。
結局、3−6で負け。
「あのな、スピードの乗ったボールを打つのは許す。だけどな、手の届かないところに打つのは卑怯だと思わないか。もっと、男らしく勝負をしたらどうなんだ?」
試合が終わったところで、コンコンと説教する。なんて、イヤなおやじなんだ(笑)
3試合目の相手はBさん。
いままで一度だけ5−6まで迫ったことはあるのだけれど、あとはたいてい1ゲームか� ��ゲーム取るのがやっとという相手だ。
しかも、若者相手の試合に疲れてしまって、ファーストサービスの精度がめっきり落ちてしまう。
精度が落ちるというか、威力が落ちている。
まるっきりサービスエースが取れなくなってしまう。
実力で明らかに負けているので、せめて得意のサービスでポイントをとらなければ勝ち目はないのだけれど…やっぱり負け。
ゲームカウントは2−6でした。
4試合目の相手はO内さん。
この人は、どうやってあんなパワーショットを打てるのだと、呆れかえるほど力強いショットをガンガン打ち込んでくる。
以前は、多少なりとも調子が悪いとそのパワーショットが自滅を呼んでいたのだけれど、最近ではすっかり精度が上がってしまって、まるっきり� �なわない。かなわないと言いながら、前回は僕が勝っているのだけれど、どうやって勝ったのかはまったく自分でも分からない。
必死に食らいついていったら、いつのまにか勝ってしまったのだ。
今日も、パワフルなボールに必死に食らいついていって、なんとか3−0で先行する。
そして、4ゲーム目に事故が発生する。
O内さんのセカンドサーブが微妙にロングにアウトして、「フォールト」と叫んだ直後、顔に向かって跳ねてきたボールをあわててラケットで受けようとして、自分の顔面をラケットでぶっ叩いてしまったのである。
メガネから右の眉にかけてのあたりを、フレームでガッツーンと打ってしまったのだ。
目から火花が散った。
激痛に思わずうずくまってしまう。
完全にメ� �ネが壊れたと思ったが、さすがはスポーツ向けに作られたメガネ。鼻当ての部分が完全に変形した以外は、なんともなかった。
その鼻当ての部分をなんとか戻して、試合を続行。
だけど、目がクラクラする。
なんだか、ボールの見え方が右目と左目とで違う。
さっきのフォールトで4−0となったものの、その後、続けて2ゲームをとられてしまう。
なんとか続くゲームをとって5−2、ひとつとられて5−3、そして次をとって6−3で勝ち。
おおっ、勝っちゃったよ。
でも、顔面が痛い。右目の上がズキズキと痛い。自分のラケットで自分の顔面を打ってしまうなんて、まるっきりバカだ(涙)
というわけで、全敗を覚悟していたのだけれど、結果は2勝2敗。
Bさんが全勝、O� ��くんが3勝1敗で決勝トーナメントに進み、僕はブロック内3位で決勝トーナメントに進むことはできずに、本日の試合は終了。
充分です。満足です。
Bさんにはもう少し粘りたかったけれど、格上相手に2勝をあげられたし、O内くんともけっこう楽しい打ち合いができたし。
決勝トーナメントは、Bさん対ニンジャI田さん、O内くん対大きなI井さん。
Bさんは、2ゲーム終わったところで足が攣ってしまいリタイア(ああっ、ブロック予選で足が攣ってくれれば僕が決勝トーナメントに進出できたのに…って、あくまでも他力本願なわたし)。
O内くん対大きなI井さんの試合は、それまで僕たちがやっていた試合とはあまりにも次元がかけ離れたものすごいものだった。
O内くんの超スピー ドショットをことごとくバックスライスで拾いまくったかと思うと、真っ正面からガッツンガッツン打ち合ったり、唖然とするレベルでの試合が目の前で繰り広げられる。
O内くんはO内くんでさっきまでのとはまったく違うレベルのテニスをしているし、大きなI井さんは内側から何か別の生命体が覚醒してきたとしか思えないほどレベルが上がってしまっている。
この2人、なにをどうしたって、絶対に僕らじゃ勝てません。
驚いた。
結局、前回大会に引き続いて大きなI井さんがO内くんに6−3で勝ち。
休みなしで速攻で始めた決勝戦は、そのまま勢いに乗って6−2でニンジャI田さんを倒して大きなI井さんが優勝となったのでした。
はあ、この人、凄すぎ。
2010.09.07(火曜日)
▼風邪が悪化して完全にダウン。会社を休む。
嫁さんからは「暑いのにテニスをやってるから熱射病にかかったんじゃないの?」と言われ、「この週末はインドアでしかやってないから、熱射病なんかじゃないよ。そもそも、どっからどうみても風邪の症状じゃん」と反論。
「日曜日の夜に試合に行ったりするから、過労なのよ」
「症状が出ていたのはその前からだし、試合も予選で負けたから4試合しかしてないし」
「なんとしてでもテニスのせいにしたくないのね」
「なんとしてでもテニスのせいにしたいのだな」
早く回復しないと、テニス禁止令が出そうだ(涙)
2010.09.09(木曜日)
▼今月は仕事が暇でやばいなと思っていたら、急に大� ��ぎの仕事を入れられてしまう。
まだ手元には何も来ていないというのに、来週の木曜日に報告書を納品しろと…。
「明日の夜は予定が入っているので、残業できませんよ。土曜日は作業をするけれど、日曜日も予定が入っていて作業できませんよ」
「そうよねえ、急に言われても、予定が入ってるわよねえ」
でも、納品は木曜日。
はあ…(ため息)
土曜日のテニスは諦めました。
日曜日にはRDカップという草トーナメントに申し込んでいるので、それにはなんとしてでも行く予定。
でも、風邪がぜんぜんよくならない(いや、ホントに)。
大丈夫か、オレ?
▼というような状況で仕事をしていたら、夕方になってじわじわと腰が痛くなってくる。
この感触は、寝込んでし� �うほどの腰痛が訪れる時の前触れだ。腰痛とのつきあいはけっこう長いので、そういったことがはっきりと分かってしまう。
そして、案の定、会社を出る頃には、痛くて腰を曲げることもできないような状態になってしまう。
新宿駅で不幸中の幸いとも言うべきか、空いている席に腰をおろすことができた。
でも、実は座っているのも手すりかなにかにしがみついていないと痛くてたまらないのだが。
ところが、幸い中の不幸と言うべきか、少し離れたところに松葉杖をついている若者を見つけてしまう。
いいよ、若えの、遠慮せずにここに座れよ。
なんで見栄っ張りなんだろう、オレってば。
それでもなんとか自宅の最寄りの駅までたどり着き、駅までは嫁さんに車で迎えにきてもらう。
夜にはあまりの痛さに寝返りすら打てない状態となってしまう。
たぶん、風邪をひいたせいで、ずっと咳をしていたのが腰に来てしまったのだと思う。
嫁さんから「テニスのやりすぎ」とか言われてしまうが、「テニスのせいじゃないもん!」
ううっ、急ぎの仕事を受けてしまったばかりだというのに。
2010.09.10(金曜日)
▼朝、近所の整骨院に駆け込む。
ここの先生は名人で、ほとんど歩けない状態であっても、病院を出る時にはスタスタ歩けるようにしてくれる。
でも、治療はむちゃくちゃ痛い。
しかも、歩ける状態がそのまま持続するわけじゃなくって、しばらくするとやっぱり歩けなくなってしまうのだけれど。
通常は、そのまま家に帰って寝込むところなのだけれど、実は大急ぎの短期の仕事を受けたばかりだった。
休むわけにはいかないのだ。
泣きながら会社に行き、机にしがみつきながら、なんとか仕事を進める。
▼日曜日のRDカップはキャンセルしました(ごめん、N畑さん。ご迷惑をおかけします)。
対戦を楽しみにしていたあの人、この人、ごめんなさい。
ああ、来週のさいたま市の大会までにちゃんと治るかなあ(涙)
2010.09.11(土曜日)
▼朝、整骨院に寄ってから会社へ。今日は土曜日で会社は休みなんだけどなあ。
多少は痛みが治まってきたとはいっても、まだまだおそるおそるソロリソロリとしか歩けないような状態だ。
午後になってクライアントが実施したアンケート用紙が大量に届き、それを一気に入力して集計表までもっていったところで、本日の業務は終了。
週明けにこれを報告書に仕上げればいいわけだ。
2010.09.13(月曜日)
▼本日も、とりあえず朝一番で整骨院へ。
まだ痛くて体を曲げられないのだけれど、それを無理矢理曲げられる。
痛い(涙)
そして、会社へ。
さっさと進めたい作業なのに、クライアントからの指示が遅れて、なかなか手をつけられない。
無理なスケジュールの仕事を押しつけているのだから、せめてレスポンスは早くしておくれよ。
▼週末に業界仲間との暑気払いを約束してあったので、とりあえず会場を探して予約をする。
だけど、いま飲み会なんかに出席したら、それこそ腰を完膚無きまでに痛めてしまうのは目に見えているので、出席しない幹事さんだ。なんか、すっごく哀しい。
さらには、土曜日にテニスの市民大会があるのだけれど、こ� ��にはなんとか出席したい。この日のために、必死に練習してきているのだから。だけど、ちょっと難しいかも。
2010.09.14(火曜日)
▼妻:明日も病院に寄ってから会社に行くの?
僕:いや、明日はもういいや。
妻:でも、満員電車の時間は避けた方がいいんでしょ?
僕:いや、いつも通りの時間で大丈夫だよ。
妻:あなた…
僕:は、はい…
妻:週末にテニスをしたいからって、わざと痛くないフリをしているだけなんでしょ
僕:ギクッ!
ばれてます(涙)
で、今日も朝いちで病院に寄ってきたのですが、今日は整骨院ではなく耳鼻咽喉科。
なぜかというと、咳がずっととまらないからなのです。
そもそも、なんで腰をやってしまったかというと、咳をしすぎてしまったからなのですね。
そう、咳って、けっこう腰に響くのです。
その咳がいまだにとまらず、ようやく腰の調子がよくなってきても、また咳のせいで悪化しかねない。
ここはひとつ、根本原因から対処しなければならないというわけで、耳鼻咽喉科に行き、「なんとしてでも咳をとめてください」とお願いしてきたのでした。
いつも杉花粉症でお世話になっている先生なので「この季節にいらっしゃるのは珍しいですね」などと言われてしまった� ��だけれど、診察してもらった結果「もしかしたら、ブタクサの花粉症を発症しているのかもしれませんね」とのこと。
お願い、それだけは勘弁して。スギだけで充分です。
「とりあえず、咳をとめる強めの薬を出しておきます。それで鼻水や咳がとまらないようだったら、血液検査をしてみましょう」
というわけで、咳をとめるための薬をごっそりともらってきてしまいました。
錠剤が4種類に、貼り薬に、飲み薬まであります。
ふっ、これで週末には市民大会に出られるってものさ。
妻:咳がとまったからといって、腰が治ったわけじゃないんでしょ!
僕:ギクッ!
2010.09.15(水曜日)
▼だんだん週末の市民大会に出るつもりになってきていて、そのための最終調整にとりかかりっている。
<最終調整その1>
嫁さんに「あ、もう自転車に乗れるから、駅までクルマで送り迎えしないでもいいよ」。
これですよ、これ。
もう自転車に乗れるくらいに回復したことをアピールします。
でも、雨が降っているので、自転車で駅まで出られないことを計算に入れた上でのセリフであります。結局、クルマで送り迎えしてもらうわけですね。
<最終調整その2>
嫁さんに「週末の試合さあ、スクーターで行くつもりなんだけど、もしクルマがあいていたら使ってもいいかなあ」。
はい、スクーターに乗っても心配ないということをアピールしま� �。しかも、試合に行くということを決定事項であるかのようにセリフに盛り込んでおきます。
正直言ってしまえば、スクーターでテニスバッグを背中に背負って会場に行くのは、内心とっても心配なので、なんとしてでもクルマで行きたいんですけどね。
<最終調整その3>
嫁さんに「もう整骨院に行く必要もないんだけど、念のためにもう1度だけ行っておこうかなあ。仕事もちょっと余裕が出てきたから、半日ぐらい休んでも問題ないし」。
もちろん、試合の前にきっちり腰のメンテナンスをしてもらいたいわけです。でも、そのことをあからさまに言うと「ほら、まだ痛いんでしょ」と突っ込まれるので、「別に行かなくてもいいんだけどさあ」という態度をとります。
というわけで、最終調整は完璧� ��す。
なんか、嫁さんが恐い顔でこっちをにらんでいるような気もするんですけど、気のせいだよね、きっと…。
2010.09.17(金曜日)
▼16日に集計表がアップするから、それで27日(月)までに報告書を作って欲しいという仕事を頼まれて、ほいほいと引き受けた。27日までだったら、スケジュール的には余裕じゃん。
ところが、本日になっても、いまだに集計表があがってこない。集計表があがってこないことには、作業が始められない。
しかも、よくよく考えてみると、来週は月曜日と木曜日が祝日なのだ。
ということは、来週作業に費やせるのは、火水金の3日間しかないではないか。3日間で報告書を仕上げるのは、おそらく無理だぞ。
にもかかわらず、いまだに集計表があがってこないというのは、いったいどういうことなのさ。
仕方ないから休日に会社に出てきて作業をするしかないのだ� ��れど、明日の土曜日はさいたま市のシングルス大会があるから無理。日曜日と月曜日は出社は可能。木曜日は僕の主催でテニスの練習会をセッティングしているので無理。次の土曜日は息子の試合会場までクルマを運転していく予定になっているので無理。日曜日は草トーナメントの団体戦に出る予定になっているので無理。
ということは、休日に作業を出来るのはこの日曜日と月曜日だけだ。
どうすんだよ!
とりあえず、月曜日までにはデータを揃えておいてくれるというので、月曜日に会社に出て作業をする予定にしたのだけれど、会社に来たらデータが来ていないというようなことはないんだろうな。
▼明日のさいたま市のシングルス大会、腰が痛いので出場をどうしようか迷っていたのだけれど、とりあえ� ��参戦することにした。
腰の具合はというと、なんとも微妙だ。
腰の左側に鈍痛が居座ってはいるのだけれど、とりあえず我慢できない痛みではないし、日常生活に支障が出るほどでもない。
スタスタ歩くこともできるし、前屈などのストレッチもなんとかできる。
しかし、走ったりボールを打ったりできるかどうかは、正直、やってみないと分からない。
おそらく大丈夫という気もするのだけれど、初戦の最後までもたずにリタイアという可能性も否定しきれない。
つまり、本当にビミョ〜〜なわけですね。
まあ、問題なくテニスができたとしても、2週間テニスをしていないし、運動もしていないので、好成績は望むべくもないのだけれど…。
ま、「欲張らず、無理をせず」をキャッチフ� ��ーズに、頑張ることにしよう。
もっとも、ボールを目の前にすると、自分を抑えきれずに無理をしてしまいそうな気もしているんだけどね。
2010.09.18(土曜日)
▼なんとか腰も大丈夫そうだったので、さいたま市のシングルス大会に参戦してきた。
ただし、腰痛のために2週間テニスをしていないだけではなく、駅までの行き帰りは嫁さんに車で送り迎えしてもらい、家に帰っても腰に負担をかけないように横になってDVDを見たり本を読んだりという毎日を過ごしていたので、すっかり足腰がなまってしまっている。勝てそうな気はまったくしない。
そういう状態だったので、今日は欲張らずに「試合に参加するだけでいいや」とまあ、その程度の心づもりで会場に向かった。
当初の目標は4回戦進出だったのだけれど、とてもとてもいまの体調ではそれは無理だ。
事前にY川さんが僕の初戦の相手を検索してくれた情報では、 シングルスは初参加らしく、ダブルスでも初戦敗退をしているらしい。
もしかしたら、すごく楽な相手かもしれないということだったのだけれど…。
最初のサービス練習だけで、楽な相手じゃないことはすぐに分かってしまった。
けっこういいサービスを打ってくるではありませんか。間違いなく、ヘタッピじゃないぞ。
で、こちらはというと、やっぱり腰が怖いので、最初のうちはこわごわと腰の様子を見ながらのプレイとなってしまう。
おそるおそるボールを追いかけているので、あっと言う間に2ゲームをとられてしまう。
だけど、その2ゲームで、どうやらいまのところは腰は大丈夫という感触だったので、腰に巻いていたコルセットをはずして、3ゲーム目は積極的に攻めてみることにする。< br/> そして、あっさり2ゲームを連取して追いつく。おお、けっこういけそうじゃん。
スピードの乗ったボールを打っても、なんとか腰は大丈夫そうだ。
ところが、ここから長い長い試合が始まってしまう。
運動不足がたたって、あっさり息があがってしまい、どうしても攻めきれないのだ。
しかも、相手はけっこうしっかりとしたプレイのできるシコラーだったのだ。
得意のサービスもぜんぜん通用せず、きっちりと返されてしまう。エースをとったつもりのサービスをことごとく返されたりすると、けっこう精神的にきついものがあるんだよなあ。
長いラリーの隙をついて前に出てスマッシュを決めたり、相手の走る逆コースをついたりと、そういう仕掛けをしないことにはぜんぜんポイントが稼げ ない。
うわあ、これは厳しい。
おかげで、どのゲームもことごとくデュースに突入する始末。
そのデュースも、1回2回で終わらずに、5回6回と長引いて、どちらかが根負けするまで終わらない。こちらもなかなか決めきれないが、向こうもなかなか決め手となるワザがないみたいなのだ。
途中、こちらにミスが続いて、ふと気がつけば、ボールを打つときに腰がぜんぜん落ちていない。
棒立ちのまま腕だけで打っているではありませんか。
あわてて腰を落とすことを意識したのだけれど、けっこう足に来ていて、下半身を安定させたフォームでボールを打つことができない。
そんなこんなでゲームカウントも拮抗して、ぜんぜん差がつかず、ついには6−6でタイゲームに突入してしまう。
この時点ですでに普通の2〜3試合分はやっていると思うのだけれど。
そして、こっちは完全に体力が切れて、足に来ているのだけれど。
この時点で、完全に負けを覚悟した。
ところが、タイブレークに入るなり、どういうわけか突如として相手が調子を乱し、7−2で勝ちを得ることができたのでした。
長い長い試合にお互いに苦笑いをして握手。
はあああああああああああ、疲れた。
試合が長引いたおかげで、すぐに次の試合の控えに呼ばれてしまう。
うわあ、お願いだから少しは休ませてくれえ。
すると、その願いが通じたのか、僕の前にやっていた試合が超絶シコラーの試合だった。
恐ろしいことに、1ポイントとるのにラリーが40〜50回は平然と続いてしまうという� �うなむちゃくちゃ辛抱強い試合で、いったいいつになったら終わるのか、まるで見当もつかない。
芝生にひっくり返ってその試合が終わるのを待っていると、顔なじみのテニス協会のスタッフのおじさんがやってくる。
「よしださん、息子さんは?」
「来週の荒川南です」
「そうかあ。よしださんは調子はどうなのよ?」
「初戦は勝てたけど、もうダメです」
「なんでよ」
「よしださんね、腰をやっちゃって、ずっと寝込んでいたんですよ」
Y川さんがおじさんに説明をしてくれる。本当は寝込んでいたわけじゃないんだけどね。
「だめだよ、それなのにあんなに長い試合なんかしちゃって。タイブレークまで行ってたでしょ」
「はい。しかも、ことごとく長い長いデュースにもつれこんで」
� �見てたよ。相手も負けて悔しがってたよ」
Y川さんが近くに知り合いを発見。
声をかけると、それが僕の次の対戦相手なのでした。
Y川さんによると、それほどレベルの高い相手ではないとのこと。
「うちのスクールでいえば、ホープクラスですよ」
ホープクラスというのは中級クラスで、僕の所属しているクラスの2つ下だ。
それなら、なんとかなるかもしれないけれど、前の試合で精力を使いきっちゃっていて、ぜんぜん勝てる気がしない。というか、試合をしようという気力がまるで湧いてこない。
ようやく前の試合が終わって、第2試合のスタート。
うーん、彼、ホープクラスってことはないぞ。
けっこううまいじゃん。
そしてこちらはというと、なんだか頭の中がから っぽ状態。
ポワーンとして、ぜんぜん気力が湧き上がってこない。
やっぱり、前の試合で疲れすぎちゃったみたいだ。
ボーッとしたままあっと言う間に2ゲームを先取されてしまう。
でも、ぜんぜん負ける気はしなくって、ヘロヘロのプレイしかできなくても、気持ち的にはけっこう余裕があった。
実際、そこから3ゲームを連取して、3−2まで持っていけたのだから。
ところが、ここからがきつい展開となってしまう。
なにせ、足がぜんぜんボールに追いついていかないのだ。
ネットにつめて、一歩踏み込んで打てばいいだけの簡単なスマッシュなのに、その一歩が出せないのだ。
攻めのショットも正確さを欠いてしまい、ことごとくミスってしまう。
そのことに気づいたの� �、相手は積極的にネットに詰めてくる。
最初はそれがプレッシャーになってミスを連発してしまったのだけれど、決してネットプレイがうまいわけではないということに気づき、無理をせずにコースをつくことだけを心がけるようにする。すると、彼も前に出てくるのはやめたのだった。
でも、とにかく攻めのショットが打てないのが厳しい。
サービスだけはなんとかエースを奪ったりもしているのだけれど、それ以外にスピードで相手を圧倒するようなプレイがまったく出せていない。
相手のヘロヘロのセカンドサービスを打ち込むだけで、簡単にポイントを奪えそうなものなのだけれど、それができない。
やっぱり、疲れているのだ。
いつもなら、その状態になってからも、気迫だけでポイントを奪 いにいけるのだけれど、今日はその気迫がどこからも出てこない。
なんと、情けないことに抜け殻状態となってしまっている。
なんとか4−3までもっていって、あと2ゲームで勝てるというところまでいったのだけれど、結局はひっくり返されて4−6で負けてしまったのでした。
うーん、普段だったら絶対に負けるような相手じゃないのになあ。
ま、今回は体調が万全とは言い難い状態だったので仕方がないのだけれど、やはり課題は体力と足腰だなあ。
体力がないと2試合目以降がきつくなるし、下半身が安定していないと安定したショットで攻めることができない。
少し、走り込まないとダメかも。
ちなみに、試合が終わって帰る頃、けっこう腰が軽くなっていた。
それまで腰に� �った鈍痛が、きれいに消えていた。
おおっ、テニスをやった方がよかったじゃん、とか思っていたのだけれど、この日記を書くために机に向かっていたらまた腰が痛くなってきてしまった。
どうやら、デスクワークをしちゃいけないということらしい。ということは、仕事をしている限りは、なかなか治らないってことじゃないか。はあ(ため息)
2010.09.23(木曜日)
▼本来なら午後は1時から3時まで江川コートが2面、3時から5時まで健康福祉村が1面とコートがとれていたのだけれど、雨のせいでキャンセルせざるを得なくなる。
なかなかとれない公営のコートが、1日に3面もとれていたっていうのに。
それでも、ようやく腰が楽になってきたのでぜひともテニスがしたい。
そこで、テニススクールに電話を入れて2時半からの振り替えレッスンを受けることにする。
雨は土砂降りだけれど、こういう時にはインドアのテニススクールに通っていてよかったと思う。
スクールにつくと、支配人から「お久しぶり」とか言われてしまう。
ううっ、腰を痛めてたんだよお。
本当は外で一緒にテニスをするはずだったY中さんも振り替えできている。考えることは一緒ですね。
日曜日に団体戦に一緒に出る予定になっているT須さんも振り替えできている。
肘が痛くて、しばらくテニスをしていないのだという。
それでなんで団体戦に申し込むかなあ。
どうやら、団体戦までには肘が治るつもりでいたらしいのだけれど、いまだに痛いのだという。
こっちだっていま� ��に腰が痛いのだよ。
男性3人のうち、2人がこの調子じゃ、残りのA家さんと、女性3人に頑張ってもらうしかないね。
レッスンが始まると、やっぱり久しぶりということでいまいち感触が変。
微妙に思うように打てない。
しかも、すぐに疲れてしまって足が動かなくなってしまう。
うわっ、ダメじゃん。
それでも、レッスン後半では多少はボールの感覚が戻ってくる。
だけど、足が動かないのは一緒。
完全に足腰が弱っている。
こんなんで日曜日に試合にいって大丈夫なのかね?
2010.09.25(土曜日)
▼今日は息子がさいたま市秋季シングルス大会に出場する日なのだけれど、昨夜降り出した雨が朝まで続いていた。
ところが、7時過ぎに雨がやみ、道� �が乾いてくる。
さすがに雨がやんでもクレーコートでの試合ができるわけないよなと思いながらも、念のために車を出して、息子と一緒に荒川総合運動公園まで行ってみた。やっぱり、行くしかないんだよね、こういう場合。
コートまで行くと、さいたま市テニス協会の顔なじみのスタッフの方がいらっしゃって、「いまコートを使えるかどうか、公園事務所に確認に行っているから少し待ってくれ」と言われる。
でも、コートには水たまりができているので、まず無理なんだけどね。
「オムニコートだったら、このくらいの天気でもやるんだけどねえ」
「でも、クレーで水たまりができてるんじゃ、無理ですね」
しばらく協会のおじさんと雑談。
先日の試合について、もっと丁寧に打たなきゃダメだ� ��と、ダメ出しをされてしまう。
あれは、途中で完全に体力が切れて、丁寧なテニスどころじゃなかったからなあ。
寒いのでしばらく車の中で待っていると、続々と選手がやってくる。
まず今日の試合はないと思いながらも、けっこうみんな真面目に来るよね。
しばらくして、やっぱり今日は中止と説明がある。
午後には晴れるようだけれど、中途半端に午後スタートにしても、それまで待ってもらうのも大変だし、途中までしか試合ができないだろうから、明日、天気のいい中で気持ちよくやりましょう、とのこと。
「皆さんもわざわざ来ていただいて大変ですけど、よろしくお願いします」
いえいえ、スタッフの皆さんこそ、朝早くからご苦労さまです。
僕らがこうして大会を楽しめるの� �、スタッフの皆さんのご尽力のおかげですからねえ。
というわけで、息子の試合は明日となった。
明日は僕自身の試合もあるので送り迎えはできないので、息子にはジョグ之助を貸して、スクーターで移動してもらうことにする。
さて、荒川を挟んだあっちのコートとこっちのコートとで、父と息子の試合が同時開催となるのだけれど、はたして戦績はどうなることでありましょうか?
▼午後はテニススクールにてお楽しみゲーム大会。
相変わらず感覚がもとに戻っていない。
I井ちゃんとペアを組んだのだけれど、3勝6敗と大きく負け越してしまう。
2010.09.26(日曜日)
▼今日はインスピの団体戦中級に挑戦してきた(インスピというのは、さいたま市を中心にテニスの草ト� �ナメントを主催しているクラブ。連日、いろいろな種類のトーナメントを開催してくれているので、募集日には応募が殺到して、あっと言う間にどの試合も売切れとなってしまう人気のクラブなのである)。
試合に挑むメンバーは、同じスクールに通うT須さん、A家さん、A吉さん、KS野さん、T岸さん、それに僕の男性3人、女性3人という顔ぶれ。
なんと、ユニフォームを揃えての参戦だ。
気合いが入ってるなあ。(ただ単に、酒を飲んだ勢いで決めてしまったことに違いあるまい。)
団体戦というのは初めてなのだけれど、男ダブ、女ダブ、ミックスという3試合でのチーム対抗試合をしていくのだそうだ。
受付時間は朝の8時。早っ!
場所は荒川を超えた富士見運動公園というところ。
荒川をはさんだ向かい側にある荒川総合運動公園では息子のシングルスの試合があるのだけれど、このために息子を車で送ることができなかったのだ。
この富士見運動公園にあるテニスコート、コートサーフェスはクレーコートだ。
クレーコートというのはあまり練習したことがないのだけれど、見たところ荒川総合のようなラインがボッコリ盛り上がっているようなコートではないので、比較的イレギュラーは少なそうだ。
本日の参加チームは5チーム。そこで、2チームと対戦をして順位を決め、1位と2位とで優勝決定戦、3位と4位とで3位決定戦を行なうとのこと。
ルールは6ゲーム先取のノーアド。
▼まず初戦。
僕はA家さんとペアを組んでの男ダブに出場。
僕が腰痛から復帰し� ��ばかりで、まだ腰に痛みが残っている状態。
T須さんは肘が痛くて、まったく打ち込めないという状態。
となると、A家さんに期待がかかるのだけれど、今日のA家さん、笑っちゃうくらい調子が悪い。
必殺のサービスについては「入る気がまったくしない」ということで、威力は半減。
そして、どうしたわけか、ことごとくミスってしまうボレー。
どうしちゃったのさ、A家さん。いつもの実力ならあっさりと勝てそうな相手なのに。
で、僕は僕でいまいち調子がよろしくない。
それでもなんとかねばってねばって、あっさり負けそうな勢いながらも、必死にふんばって、5−5。
次の1ゲームをとった方の勝ち。
ところが、ここでもズルズルとミスを重ね、ついには40−40の� �本勝負に突入。
相手のサーブ。
A家さんのあたりそこねのリターンが、ボヨヨーンとネット前に高くあがり、相手の大チャンス!
ところが、その前衛がボールを見上げたその先には、燦然と輝く太陽があったのでした!
まぶしさに、大チャンスのスマッシュを目の前のネットにひっかけてゲームセット(笑)
わはは、ぜんぜん勝った気はしないけれど、勝っちゃったぞ。
続く女ダブを勝って、第3試合の結果を待たずに相手チームに対する勝ちが決定。
ミックスダブルスは、打ち込みのできないT須さんがひたすらドロップショットを駆使するが、それがことごとくネットを超えずに負けてしまう。肘の痛みを抱えて、なかなか苦しそうだ。
川を挟んだ反対側の荒川総合運動場でさいたま市 のシングルス大会に出場している息子に「とりあえず、初戦は勝ったぞ」とメールを出すと、息子からは「こっちは6−2で勝った」と返事がくる。
よし、2回戦進出だ。
▼第2回戦。
まずは、A家さんとT須さんの男ダブが負け。
続くA吉さん、KS野さんの女ダブも負けて、最後のミックスの結果を待たずに負けが決定。
これで、勝っても負けてもどうせ負けという気軽さで、まったくプレッシャーなしにT岸さんと組んでミックスダブルスに挑んだのだけれど、この相手がむちゃくちゃ上手なペアでまったく歯が立たず、2−6で負けてしまう。
これで1勝1敗。
息子に「負けちまったよ」とメールを出すと、息子からは「6−2で勝ったよ」と返事がくる。
よし、3回戦進出だ!
全チームが2試合を終えたところで、2勝が1チーム、1勝1敗が3チーム、2敗が1チームとなった。
そして、1勝1敗のチームの勝敗数から順位を決定すると、僕らのチームは5チーム中の4位(涙)。
3位のチームと3位決定戦を行なうこととなる。
▼第3回戦。
まずは、僕とT須さんが組んで男ダブ。
ようやく調子がよくなってきた。
ストレートをぶつけていってポイントを稼いだり、サービスでポイントを稼いだり、なかなかおいしい展開。
T須さんも、これが最後の試合ということで、けっこう肘に負担をかけてスマッシュを打ち込んでくれる。
結果、6−2で勝ち!
息子に「勝ったぞお!」とメールを出すと、息子から「3試合目は6−2で勝ち」と返事がくる。
よっしゃー、4回戦進出だ。あとひとつ勝てば決勝戦進出だぞ。頑張れ!
が、こちらは続く女ダブを落とし、ミックスを落とし、残念ながら4位が確定してしまう。
とりあえず、最後の対抗戦では僕とT須さんだけが勝てたので「ふがいないなあ、君たちは」と威張ってみせる(笑)。
ちなみに、本日2勝したのは僕だけであるらしい。
ふっふっふ、しばらくは威張ってやるからな。
本当にふがいないなあ、君たちは(笑)
そして息子からは「2−6で負けた〜」と連絡が入る。
残念。
もうひとつ勝てば、決勝戦まで進めて、2月頃に開催されるチャンピオンズ大会にも出場できたのに。
▼いちおう、以上で試合は終了なのだけれど、時間があまっているのでまだ対戦していないチーム と試合をさせてもらえることとなる。
まだ試合をしていないチームとは、僕らが全敗をくらってしまったチームに勝って優勝したチームだ。
社会人3年目という若いメンバー4人(男性2人、女性2人)で参加して来ているチームである。
めちゃくちゃ元気で勢いのある試合をしていたチームだ。
そのチームと4ゲーム先取の試合をしようとしているところに、川向こうから息子がやってくる。
すでに公式試合は終了していて、誰が参加してもいいというので、肘が痛くてパスするというT須さんと交替して、急遽息子が参戦することになり、息子と僕とでペアを組んで優勝チームの男ダブに挑戦することとなる。
この優勝ペア、さすがに強い。
しょっぱな、速いサービスに対応しきれずに、あっ さりゲームを落としてしまう。
が、続く息子のサービスが超強烈で、パワーとスピードで押しきっていっきにゲームをもぎとる。
「なんでそれだけのサービスが打てるのにさいたま市の大会で負けてきたんだよ? 相手がよっぽど強かったのか」
「強さはだいたい同じぐらいだったと思うけど、4試合目で体力が切れてしまったんだよ」
「お前、この夏休みの間、まったく運動しないで家の中でゴロゴロしてたからなあ」
「そうなんだよお(涙)」
続くゲームをまたしても相手のサービスに押されて落として1−2。
続く僕のサービスゲームは、ファーストサーブもセカンドサーブもスピンスライスサーブを思いっ切り打ち込み、かたはしからサービスエースをもぎとって2−2。
両者一歩も引かず、 がんがん打ち合う面白い試合展開となるが、どうしてもブレイクできずに2−3。
息子のサービス。
相手ペアはふたりともうしろに下がって、ダブル後衛のポジションとなる。
息子の強烈なサービスをなんとか返しても、前衛の僕の餌食に。ふたりともうしろに下がっているので、ネット前にちょこんと落とせば簡単にポイントをとれてしまう。
なんでふたりで後ろに下がってるんだ?
3−3。
が、続くゲームをブレイクできずに、結局は3−4で負けてしまう。
お互いにサービスキープが続いたので、先にサービスをとった先方が勝ってしまった。うーん、惜しい。もう少しで優勝ペアに勝てたのに。
次の女ダブは接戦の末に惜敗。惜しかった…と思っていたら、相手のペアが「本日の初� ��利!」と喜んでいる。
ということは、君たちはいままで男ダブとミックスだけ勝ち続けて優勝したってことかね。
それはそれですごいな。
最後のミックスは…、とうとうA家&A吉ペアが相手から勝ちをもぎとる。
A家さん、そのプレイをもっと早くから見せていれば、また違った展開になっていたのに。
しかし、惜しい。俺たちが勝っていれば、優勝チームに勝てたってことになったのだけれど(涙)
▼残り僅かの時間で、息子とペアを組んで、準優勝チームの男ダブペアと試合をさせてもらうが、僕がボロボロで一方的に負けてしまう。
悪かった、息子よ。
父ちゃんは、もう力尽きてしまったようだ。
かくして、長い長い1日は終わった。
団体戦は、自分が試合をしていな い待ち時間なども多くて、時間がかかるわりに試合数が少ないので、ちょっと物足りないかもしれない。
でも、これでインスピの雰囲気も分かったので、また機会を作って参加してみることにしよう。
2010.09.29(水曜日)
▼先日のさいたま市シングルス、息子が4回戦で負けた相手は結局、次の決勝戦をタイブレークまで行って負けていた。
息子に言わせると「マジか。あんまし上手くはなかったんだけどなぁ」ということだが、負けたお前が言うか?
で、所属チームを見てみたら、HORさんの「やっつけてやるリスト」上位に入っているサンバイザー男の率いるチームでありました。
なんで負けたんだ>息子よ!!
あのチームはやっつけてやらないとダメじゃないか!(笑)
▼今度の川口市のシングルス大会。
さいたま市のシングルスで僕が負けた相手がY川さんの方のブロックにいる。
お互いに4回戦まで進めばぶつかることに� ��るのだけれど、ガンバレ、Y川さん。ぜひともかたきをとっておくれ(まあ、Y川さんが負ける相手じゃないけど)。
というか、彼が4回戦まで上がってくることはないと思うのだけれどね。
▼それにしても、腰が痛い。
今日はちょっときついなあ(涙)
はやくおさまらないかなあ…。
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